KDDIは9月17日、MNPキャンペーン「auにかえる割 Plus」に下取りキャンペーンを追加し、他社からauへ乗り換えたユーザーの携帯電話を最大4万3200円相当で下取りすることを発表した。同社広報は「市場の動向を鑑みた」とコメントしたが、NTTドコモとソフトバンクモバイルが最大4万3200円相当の下取りを発表しており、これに対抗したのは間違いないだろう。
auにかえる割 Plusは、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用して、対象のauスマートフォンを新規契約した他社ユーザー向けのキャンペーン。通話し放題の新料金プラン「カケホとデジラ」を契約したユーザーには1万円分をau WALLETへチャージし、従来の「LTEプラン」を契約したユーザーには月額基本料934円を最大2年間割引く。
今回の下取りは、他社の携帯電話ユーザーが、乗り換えでauの「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」「TORQUE G01」「HTC J butterfly HTL23」に新規契約することが条件となる。下取り価格の半額を本体の購入代金から割引し、残りの半額を契約から一定期間後にau WALLET カードにチャージする。NTTドコモやソフトバンクモバイルは新料金プランに契約する必要があるが、KDDIでは従来の料金プラン(「LTEプラン」+「LTEフラット」)も適用の対象としているのが特徴。対象期間は、9月19日~10月31日。
下取り価格は、「iPhone 5s」の16Gバイトモデルが3万8880円、32Gバイトモデルが4万1040円、64Gバイトモデルが4万3200円。「iPhone 5c」の16Gバイトモデルが3万4560円、32Gバイトモデルが3万6720円。「iPhone 5」の16Gバイトモデルが2万8080円、32Gバイトモデルが3万240円、64Gバイトモデルが3万2400円。「iPhone 4S」「iPhone 4」「iPhone 3GS」は各モデル共通で2万4840円となる。
ドコモは画面割れ品も対象にしているが、KDDIとソフトバンクモバイルは非対象となっている。また、ドコモは「iPhone 3G」も対象にしているが、KDDIは「iPhone 3GS」まで、ソフトバンクは「iPhone 4S」までを対象にしている。各社によって違いが見られるため、iPhone 4S以前のiPhoneを利用している人は注意が必要だ。
さらに、KDDIでは既存のauユーザーの機種変更時の下取り価格も、これまでの最大2万6000円相当から3万3000円相当へと増額した。9月19日~10月31日までの下取り価格は、「iPhone 5s」の16Gバイトモデルが3万1000円、32Gバイトモデルが3万2000円、64Gバイトモデルが3万3000円。「iPhone 5c」の16Gバイトモデルが2万4000円、32Gバイトモデルが2万5000円。「iPhone 5」の16Gバイトモデルが3万2000円、32Gバイトモデルが3万3000円、64Gバイトモデルが3万4000円。「iPhone 4S」の16Gバイトモデルが2万3000円、32Gバイトモデルが2万3500円、64Gバイトモデルが2万4000円となる。
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