広告を非表示にすることがめったにないFacebookユーザーは、Facebookのアルゴリズムに対して重要な意味を持つようになる。
Facebookはこのほど、ユーザーがフィードで非表示を選択した広告とその理由を記録する聞き取りプログラムを修正するとして、その概要を説明した。
Facebookによると、「積極的に意見を伝えてくれない」人の話をもっと聞くことでターゲティングを向上させられるという。
少数ながら、フィードバックをしてくれることが比較的少ない人たちがいて、特に広告ではその傾向があることがわかっている。そこで、ニュースフィード内で広告などのコンテンツを非表示にする頻度によって、フィードバックの重み付けを変えることにする。非表示にすることがごくまれにしかない人については、こちらが表示する広告を選択する際に、何を表示するのかを考慮することになる。非表示にされる可能性がわずかでもあると考えられる場合、われわれはその人たちに対してその広告を表示しない。これはわれわれが全ユーザーに表示する広告のタイプに影響するが、広告を非表示にすることがあまりない人たちに対する影響の方が大きい。
この更新をテストしたところ、広告をめったに非表示にしない人たちが実際に非表示を選択する頻度が30%減少した。この方法でフィードバックに注意深く耳を傾けると、あまり意見を言わない人たちに対しても、よりよい広告を提供できるということだ。
Facebookにとって、広告が非表示にされる理由を知ることはきわめて重要だ。Facebookユーザーは、何が不快感を与えるかといった判断やターゲティングのための優れたフィルタになる可能性がある。つまり、Facebookはこの情報を使って、その広告が同じようなグループに提供されないようにすることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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