AppleはいくつかのモデルでSDカードスロットやHDMIポートを搭載するようになったため、今では多くのMacがPCと同様の接続性を有するようになっている。こういった接続性の向上は、Windowsを使っている人々のほか、大画面TVやデジタルカメラといった最先端ハードウェアを使用している人々を呼び込むうえで大いに役立つはずだ。
また2013年版MacBook Proと同様に、2014年版もUSB 3.0ポートが2基と、Mini DisplayPort出力としての役割も持っているThunderbolt 2ポートが2基、SDカードスロット、Bluetooth、802.11ac規格のWi-Fiを搭載している。光学ドライブやイーサーネットポートは搭載していないものの、これらはいずれも15インチのノートPCでも搭載されないようになってきている。
HDMIとThunderboltからのビデオ出力を使えば、2560×1600ピクセルまでの解像度の外部ディスプレイを2台接続できるため、本製品の両側に高解像度外部モニタを配置すれば、コマンドセンターのような環境を作り出すこともできる。
われわれのベンチマークテストでは、今回の製品はプレミアムノートPCとして予想通りの高いパフォーマンスを記録した。米CNETが以前にテストした2012年版および2013年版の15インチMacBook Proとは異なり、今回テストしたのはローエンドモデル(ほぼ2000ドルという価格のノートPCでローエンドという言葉は使いにくいが)であり、より高速なCPUを搭載し、グラフィックス専用ハードウェアを搭載した先進的なバージョンではない。しかし1999ドルの2014年版のMacBook Proは、CPUがより高速になったおかげで、われわれのテストでは2599ドルの2013年版と同じくらいのパフォーマンスを見せてくれた。なお、2012年に発売されたオリジナルの15インチRetina Display搭載MacBook Proには、Intelの以前の世代のCPUが搭載されているため、いくつかのテストで後れを取っている。
Intelの統合グラフィックスプロセッサ「Iris Pro Graphics 5200」はハイエンドのゲーム、特に、2880×1800ピクセルに近いネイティブ解像度を使用するものには向いていない。しかし、2013年に発売された「Tomb Raider」(トゥームレイダー)のリブート作品では解像度を1440×900ピクセルに落とし、設定を最高の状態にして39.6fpsで実行することができた。
最近のMacBookのバッテリ持続時間は素晴らしいとはいえ、2013年版のMacBook Proと同じバッテリ技術が使用され、搭載されているCPUも同じ世代のものとなっているため、大きな違いを期待してはいけない。2014年版は、動画の連続再生によるバッテリ持続時間のテストで9時間21分という結果を残した。なお、2013年版の15インチMacBook Proではコンポーネントのちょっとした違いはあるが、全体的にはよく似たものとなっており、同じテストで9時間52分という結果を残している。
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