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サイバー、スマホ広告好調の要因「最強のセールスフォース&最高のサービスを両立」 - (page 2)

井指啓吾 (編集部)2014年07月29日 08時00分
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 人々のインターネットにおける可処分時間に対しての広告投資額がまだ小さいところでしょうか。今はまだ特定業種の顧客がスマートフォン広告に投資をしているという状況です。今後、さまざまな企業がスマートフォン広告に投資する時期が来ると思うのですが、そのスピードをもう少し早められたらと思います。また、顧客の業態が偏っているので、もっとさまざまな業態の顧客にぜひ試してもらいたいですね。

 そのためにも当社としては、スマートフォン広告事業に限らず、インターネット広告代理店として、最強のセールスフォースを持つことと、最高のクオリティのサービスを出すことの両方を極めていきたいと思っています。

――具体的にはどのような取り組みをしているのでしょうか。

 クオリティというのは、つまり「広告効果」。それを組織的に高める仕組みとシステムを大量に作っています。

 たとえば、顧客に提供しているサービスの品質をモニタリングする専門組織があり、「この業種であればCTRが何%以上ないとダメ」だとか「入稿しているキーワードの完全一致率が何%以上じゃないとダメ」だとか変数ですべて基準値を持って、そこから下がるとアラートがかかるという仕組みを使ってモニタリングをしています。

 また、顧客の売上をどこまで上げられるかというアイデアを出すための合宿を、担当の部署の幹部も含めたメンバーで実施しています。顧客の売上を3カ月でどこまで上げて、どういう施策を打つかということを徹底して議論した上でプランを完成させます。

 そのような組織的なコミットメントが、顧客の広告効果の向上に確実につながってきています。投資分野の大きいものはコモディティ化しやすいですが、運用型の広告はやりようによって広告効果が大きく変わります。そういう意味では、マーケットの中では今一番、広告効果を返せる自信がありますね。そこは顧客にも認めていただいているのではないかと思います。

 広告代理店はあまりエンジニアを採用できないと思いますが、当社はサービスやアドテクをやっているため、優秀なエンジニアをたくさん採れます。アドテクでは190人くらい。ネットは情報量が多いですが、彼らがそれを効率的に分析し、意思決定をするまでに必要な情報処理を簡単にできるようなシステムをどんどん作っているんですよ。このシステム化は業界内で最も進んでいると思っているのですが、それはエンジニアが居てできているものだと感じます。

 フィードバックも速くて、営業担当者が広告効果を上げるために必要なシステムをエンジニアに伝えて作ってもらうというサイクルがうまく回っています。そういう会議が大体1カ月に1回あるのですが、そこで出たアイデアがすぐにエンジニアに渡って、要件定義が始まり、実装して出てくるまでに1~2カ月くらい。営業とエンジニアの距離が近いので、顧客の声をダイレクトに反映したものを作れています。

 セールスフォースとサービスのクオリティは片方だけではダメなんですよね。サービスの説明をする能力が低いと、正しいものが使ってもらえない。また当然ですが、セールスフォースが強くてもサービスの品質が低いと、それは買ってもらえない。セールスフォースとサービスのクオリティ、現在はその両方をさらに強化しているところです。

――スマートフォンサイトのPVは伸びていますが、広告単価は依然として低いです。これが改善される見込みはあるのでしょうか。

 改善されていかないといけないですよね。ターゲティングによってある程度広告価値を上げるということと、たとえば今年は動画が出てくると思うのですが、そのような広告のアドフォーマットが変化することで、広告単価が引き上がっていく可能性は十分にあります。

 動画広告に関しては、6月に立ち上げた「Online Video Studio」という組織で、動画のアドフォーマットをどのように最適化するかなどを考えています。

――スマートフォン広告事業において、次に考えているものは。

 面白いものが色々とあるのですが、まだ言えないものが多くて……(笑)。いま開発しようとしているのは、GPSを使った広告サービス。ただそう説明すると凡庸に聞こえるんですが、けっこう面白いですよ。そのようなものを“たくさん”考えています。

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