デジタルマーケティング調査会社eMarketerの最新のレポートによると、2014年のデジタル広告支出は1400億ドルに達し、史上初めて全世界の広告支出総額の25%を超える見通しであることがわかった。
モバイル広告は、デジタル広告支出の総額のうち、約24%にあたる330億ドルを占めている。モバイル広告は大きな成長市場であり、2013年と比較して最大約85%の伸びが予想されている。
米国時間7月9日付で公開されたこのレポートにでは、米国における2014年の広告支出総額は1800億ドルにも及び、これだけで全世界の総額5450億ドルの3分の1近くになると指摘している。また、1人あたりの広告支出額も米国が世界一で、広告主が米国で国民1人につき支払っている金額は約565ドルとなる見込みだ。
広告支出が世界で2番目に多い国は中国で、2014年には総額で490億ドル近くに達するとみられる。もっとも、これは国民1人あたりでは37ドルにすぎない。
1人あたりの支出額で見ると、世界第2位は539ドルのノルウェー、そしてオーストラリアが僅差でこれに続いている。さらにカナダとスウェーデンがトップ5入りしており、英国は1人あたり367ドルで7位にランキングされた。
一方、eMarketerが調査した中で、1人あたりの広告支出が最も低い国はインドで、その額はわずか5ドルだ。
米国の1人あたりの広告支出は、少なくとも2018年までは世界のトップを維持するだろうと、eMarketerは予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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