プラスの面としては、ディスプレイのネイティブの解像度は1440×900ピクセルで、これは多くの13インチノートPCの1366×768よりも大きい。ただし、中程度の価格のノートPCは1600×900から1920×1080に移行しつつあり、ハイエンドな機種ではHDを超える解像度になりつつある。
MacBook Airの画面は完全なつや消しではないが、反射はそれほど強くないため、一部のノートPCの画面に見られる「鏡」のようなディスプレイよりは使いやすいだろう。
Apple MacBook Air(13インチ、2014年4月発売) | |
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ビデオ出力 | DisplayPort/Thunderbolt |
オーディオ出力 | ステレオスピーカー、ヘッドホンジャック |
データ | USB 3.0x2、SDカードリーダ |
ネットワーク接続 | 802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 4.0 |
光学ドライブ | なし |
今回のMacBook Airではポートや接続インターフェースの変更はない。つまり、2つのUSB 3.0ポートと1つのThunderboltポートを利用でき、後者は外付け周辺機器と、外部画面出力の両方に使われる。より高速な802.11ac Wi-Fiは、Appleがまもなく発売する新型のAirPort ExtremeおよびAirPort Time Capsuleで利用できるが、おそらく多くのユーザーはまだ802.11nのルータを使用しているだろう。
13インチMacBook Airのベースモデルは2012年には1199ドルだったが、2013年には1099ドルになり、今回999ドルになった。唯一の違いは、1.3GHz Intel Core i5プロセッサが1.4GHzのチップに変更されたことだ。128GバイトのSSDと4GバイトのRAMに変更はない(ただし、購入した特定のMacBook Airがどの会社製のSSDを搭載しているかによって、違いが出る可能性がある)。
行ったテストの結果では、2013年モデルと2014年モデルの差は小さかった。CPUのクロック速度が若干増加したことで期待できる程度には、アプリケーション性能も少し向上している。しかし、隣に並べて使ったとしても、ユーザーが気づくことはないレベルだ。筆者は長年日常的にMacBook Airを利用しているが(ウェブ閲覧、ソーシャルメディア、HD映像の再生など)、過去数世代のAirも一般的なユーザーにとっては十分なパワーを持っていた。
IntelのHD Graphics 5000統合チップは、処理の重いゲームで使われることを意図したものではないが、ネイティブの1440×900の改造では、最近のゲームである「トゥームレイダー」(数少ないWindowsとOS Xの両方に対応したゲームだ)を中間的な設定で実行したところ、17.6fpsで動作した。試しに「Portal 2」のプレイをテストしたところ、Airはややカジュアル寄りのゲームならプレイ可能であることがわかった。
バッテリ持続時間は、MacBook Air(11インチと13インチの両方)の際だった優位点だ。2013年版の13インチMacBook Airは、われわれが行っている動画再生バッテリ消費テストで、14時間25分動作した。2014年版ではさらに成績が向上し、同じテストで16時間26分を記録した。このテストは、オフラインで連続して動画再生を行うもので(例えば飛行機での旅行で行うような)、このテストは過去数年のラップトップには有利なものになってきているが、この長さは、ネットワークを頻繁に使用し、かなりのマルチタスクをして、バッテリ持続時間が半分になったとしても、1日中使える水準だ。
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