コロプラは5月20日、眼鏡ショップ「Zoff」を展開するインターメスティックと共同で商圏特性分析の実証実験をすると発表した。商圏特性を店舗ごとに把握し、その特性に応じた最適なエリアマーケティング施策に活用できるかを検証するという。
実験にはコロプラが保有する位置情報を集計処理した人口動態調査の結果と、Zoffの購買データを用いる。時間帯、曜日別といった時系列での店舗来訪者数、商品構成などと店舗売上の相関関係を分析し、店舗集客、商品構成、その他の外部要因などがどのように売上に影響を与えているかを検証。また、これをもとに店舗ごとの売上予測モデルを作成し、今後の新規店舗候補地での売上を予測、新規店舗展開に活用できるかを調べる。さらに、店舗ごとの物理的な商圏エリアを推定し、チラシ配布などのプロモーション施策に活用できるかを確かめる。
位置情報データは、2012年1月から2013年12月までの期間、位置情報ゲーム特化型プラットフォーム「コロプラ」のユーザーの同意を得て取得した連続性のない位置情報。コロプラは分析結果をレポートとしてインターメスティックへ提供するが、位置情報そのものは提供しない。
コロプラは2011年3月に「コロプラおでかけ研究所」を発足し、CSR活動の一環として、ゲームアプリで蓄積された位置情報を使った観光動態調査レポートコンサルティングを12の自治体および地方公共団体へ提供してきた。2013年10月からはKDDIと協力し、地方自治体や観光協会などを対象にもレポートを提供している。
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