マイクロソフト、「Surface Pro 3」を発表--12インチ画面搭載で重量800g

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年05月21日 07時35分

UPDATE Microsoftは米国時間5月20日、「Surface Pro 3」を正式に発表した。同社がタブレットとノートPCの間にあると考える「対立」をなくすことを目的とした端末である。

 同端末は、12インチの画面とキックスタンドを装備し、スタイラスをサポートする。また、USB 3.0に加えて、Microsoftの人気の高い「Type Cover」を複数の色でサポートする。Surface Pro 3には、Intelのプロセッサである「Core i3」「Core i5」「Core i7」が搭載されており、前機種と比べて性能が向上している。

 MicrosoftはSurface Pro 3に高い期待を寄せており、ユーザーのノートPCにとって代わることのできる同社初のタブレットだと述べている。同社は、タブレットとノートPCはこれまで相容れない関係にあったが、自社の新しいタブレットがその隔たりを橋渡しできると主張している。

 この目標を達成するために同タブレットの厚さは、9.1mmであるという。Surface Pro 3をノートPCに対抗できるものにするため、同端末の画面サイズをSurface Pro 2の10.6インチよりも大きい12インチにすることは「不可欠」だったとMicrosoftは述べている。ディスプレイ解像度も2160×1440と、市場に提供されている従来の1080p HDディスプレイを上回る。

 Microsoftは、Surface Pro 3の重量が800gであることも強調した。同社はプレゼンテーションにおいてAppleを比較対象に取り上げ、Surface Pro 3と「MacBook Air」を天秤に載せて自社のタブレットがAppleのノートブックよりも軽いことを実証してみせた。

 Surface Pro 3がノートPCとしても使用できると主張するために、処理性能はMicrosoftにとって最大の関心事だった。同端末をドッキングステーションの中に配置することによって、このタブレットを実際にノートPCのような外観にできることが示されるとともに、3DレンダリングアプリやAdobeの「Photoshop」など、いくつかのハイエンドなアプリが実演された。

披露されたSurface Pro 3
披露されたSurface Pro 3
提供:Sarah Tew/CNET

 Photoshopといえば、クリエイティブな写真編集アプリである同製品はSurface Pro 3向けに最適化され、指とスタイラスの両方で操作することができる。同アプリで使用されるアイコン類は、操作しやすくするためにサイズが200%大きくなっている。Adobeによると、Surface Pro 3に組み込まれた高い処理性能のおかげで、この機能セットが実現できているという。

 米国時間5月20日に開催されたこのイベントでは、Surface Pro 3のキックスタンドもいくらかの注目を集めた。同端末はこれまで通り、22度の角度を標準とするが、150度まで傾けて実質的に平らな状態にすることができる。ただしキックスタンドは、22度から150度の間の任意の角度で固定することができる。

 Surface Pro 3は21日に米国で事前予約が開始される。最低販売価格は799ドル(Microsoftは米国以外での価格をまだ発表していない)。Intel Core i3、Intel Core i5、Intel Core i7を搭載する3つのバージョンがある。先ほどの最低販売価格はIntel Core i3を搭載するバージョンである。Intel Core i5の場合は、ストレージとRAMによって999ドル~1299ドル。Intel Core i7の場合は、ストレージが512Gバイト、オンボードRAMが8Gバイトで1949ドルである。

Surface Pro 3とApple製MacBook Airの比較
Surface Pro 3とApple製MacBook Airの比較
提供:Sarah Tew/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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