バングラデシュのダッカは1500万人の人口を抱える。ここはリサイクルへの関心が高いことで知られる場所ではない。この状況を少し改善するため、Coca-Colaはコインではなく空のプラスチックボトルだけを受け付ける、クラシカルなアーケードゲーム機を開発した。スロットは、プラスチック製の「Coca-Cola」ボトルにぴったりのサイズ仕様に作られている。
「Happiness Arcade」と呼ばれるこのマシンは、6日間にわたって市内6カ所に設置された。これは、これまで作られた中で最新のビデオゲーム体験をまさに提供してくれるというわけではない。このゲームは「Pong」によく似ており、通常の動くパドルの代わりに小さなCoca-Colaのボトルを使うところが異なっている。
このキャンペーンを支援する広告代理店Grey Dhakaは、このマシンがどれほど大きな影響を及ぼすかを見極めるのは難しいと認め、次のように記している。「持続可能性に関する極めて実験的なマーケティングのように、今回のキャンペーンも実際のROR(return on recycling:リサイクルがもたらす利益の意)という基準で測ることは難しいだろう。結局のところ、このキャンペーンは全て、関心の向上に関わることなのだ」
この実験に関するレポートによると、マシンが稼働していた6日間に数千本のボトルが回収されたという。これらのボトルは再生プロセスを通してペレットへと変えられ、他のプラスチック製品に再利用できるようになる。
このリサイクルアーケードマシンのコンセプトは、より大規模なキャンペーンの一環として、世界の他の地域で展開される可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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