--外部とのコミュニケーションではいかがでしょうか?
まず挙げられるのは、マーケティングコミュニケーションとしての使われ方です。パンフレットなどを双方向性のあるものにしていくための使われ方です。Renaultの例なのですが、実際に販売代理店に行って受け取るようなパンフレットをさらに強化するような形で、よりかっこいいアプリケーションとして提供されています。
もちろん、ウェブサイトにも似たような情報が掲載されています。しかし、それ以上にすべての情報が網羅されたアプリケーションで、実際に代理店に行くことですべてを体験できるというような形で顧客を導きます。次に「ブランドへの親近感」への活用です。これは製品やサービスを販売するといったものではなく、その会社のブランドイメージを確立するために活用するといった方向性です。
販売店が顧客のニーズを聞き出す方法というのは、これまでは売られた結果から、何が最も売れているかを見るというのが主流でした。
でも、こうした方法であれば実際に売れる前にどういった製品に関心を持たれているのかといった知見を得ることも可能です。こうしたAnalyticsの結果というのは、店舗から販売実績が上がる前にリアルタイムで情報を得ることができます。
--日本での展開について教えてください。
DPSの発表からすでに数年経ちますが、日本法人が販売やサポートなどを万全にバックアップしております。DPSというのは非常にグローバルな製品ですので、ユーザー企業もグローバルのところが多いです。日本チームと本社は完全に同期が取れていますので、製品の開発やアップデートがあれば、すぐに日本でも提供していく方針です。
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