Adobeは、クラウドサブスクリプションの獲得を続ける中、2014会計年度第1四半期の利益と売上高が同社予想範囲に対し良好な値となった。
Adobeは米国時間3月18日、第1四半期決算を発表した。売上高は10億ドル、利益は4705万ドル(1株あたり9セント)だった。調整後1株あたり利益は30セントで、予測を4セント上回った。
今回の四半期決算で主に重要なのは、「Creative Cloud」のサブスクリプション数を前年同期から40万5000件増やしたことと、Creative関連事業で年間の経常収益が10億ドル近くなったことだ。
Adobeの最高経営責任者(CEO)であるShantanu Narayen氏はプレゼンテーションで、同社のCreative Cloudにおける新機能がこれまでに高い評価を得ていると述べた。
今後の見通しについて、Adobeは第2四半期の売上高が10億~10億5000万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は26~32セントになると予測した。アナリストらは、1株あたり利益を26セントと予測している。
Narayen氏は電話会見で、多くのアナリストから業界トップの評価を受けているAdobeのマーケティングクラウド製品がますます好調なことを指摘した。「大局的に見た場合、われわれは引き続き、当社のソリューションすべてに非常に高い認知度と牽引力があると考えており、ユーザーが単体の製品よりもむしろ新たなソリューションを採用していると考えている」(Narayen氏)
そのほか重要なポイントは次のとおりだ。
主な数値は、以下のとおり。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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