批判に応えて、サムスンはサムスンブランドのプレインストールアプリの数を減らした。必要であれば、それらはアプリトレイの「Samsung Apps」ショートカットか、メニューボタンで表示される項目の一つである「Galaxy Essentials」からダウンロードできる。「S Note」「S Translator」、動画エディタ、「Samsung Smart Switch」、サムスンの「Gear」シリーズ(フィットネスバンドの「Gear Fit」、スマートウォッチの「Gear 2」および「Gear 2 Neo」)の管理アプリなどがこれにあたる。また、GALAXY S5は、サムスンの初代スマートウォッチ「GALAXY Gear」と組み合わせて利用できる。
サムスンのGALAXY S5が、明らかにHTC One M8に優っている機能が2つある。指紋センサによるセキュリティと心拍数モニタだ。正しく使えば、どちらも広告通りの働きをするが、筆者の目から見れば、どちらもS5に決定的な勝利をもたらすほど重要な機能ではなかった。
まず、指紋スキャナから説明しよう。指紋スキャナには指のプロファイルが3件しか保存できない。これに対し、「iPhone 5s」の「Touch ID」には5件のプロファイルを登録できる。設定は、設定メニューから簡単に行うことができる。
この手のスキャナについての最大の不満は、うまく読み取りができないことが多いということだ(ちなみにHTCの大型スマートフォン「One Max」にも同様の機能がある)。
筆者はこの機能のテスト中に、スワイプを正しく読み取らせるためのコツをいくつか習得した。まず、指は最初にスキャンした際と正確に同じ場所に置いて、垂直にスワイプダウンする必要がある。親指の先など、指紋の一部だけを登録することも可能だが、テストではうまく読み取れないことがあった。これに比べ、Touch IDとiPhoneのくぼんだボタンを利用した場合は、360度どの方向でも指紋を読み取ることができた。
第2のコツは、検知エリア全体をスワイプする必要があるということだ。このエリアは、ホームボタンの約0.5インチ(約1.27cm)上から、ホームボタンの下までに渡っている(ただし、ホームボタンを押してはならない)。ユーザーにこの動きを分かりやすく示すために、画面上に表示される範囲を示すマークは、ホームボタンまで延ばすべきだろう。そのためには、(筆者の考える理想のスマートフォンでは)ホームボタンにLEDバックライトを組み込むことになる。
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