指紋を正しく読み取らせるための3つ目のコツは、指は乾いていなくてはならないということだ。湿った指やローションが付いた指は、あまりうまく読み取ってくれないようだ。アンロックしようとして時間切れになった場合は、4文字のコードを入力することでアンロックできる。ただし、このコードを知っている人は誰でもそのスマートフォンを使うことができるため、セキュリティの効果はやや低くなる。
指紋スキャナは、スワイプでデバイスをアンロックする以外にも、(サムスンのパートナー企業である)PayPalの取引認証にも利用できる。この場合、パスコードを入力する代わりに、指先をスワイプすればよい。これは、iPhoneのアプリ内購入機能に対するサムスンの回答であり、PayPalが利用できるすべてのモバイルサイトおよびアプリで利用できる。
GALAXY S5のもう1つの特徴的な機能である心拍数モニタは、理論上はスマートな機能で、カメラのフラッシュ部分に上手に組み込まれており、フィットネスアプリともうまく連携している。しかし、筆者は定期的に運動をしているが、個人的にはこの機能を日常的に使うことはないだろう。フィットネスマニアであれば、(もしまだ持っていなければ)完全な機能を持つフィットネスバンドに投資するはずであり、筆者のようなユーザーは必ずしもこの機能のターゲットではない。それでも、センサに指を押し当てて心拍数を測るのは楽しい経験だった。
また、屋外で走っているときに、この心拍数センサで心拍を検知できないことがあった。ひょっとすると、指が冷たすぎたのかもしれない。
さらに、読み取った数字が正しいのかどうかもよく分からなかった。記録を追って、検知した数字をいくつか詳しく調べることはできたが、これまでに集めた情報をまとめて知ることはできなかった。とはいうものの、フィットネスマニアの役に立つデータベースが作れるまでにはかなり時間がかかるものであり、サムスンも医療機器としてこのセンサに頼ることは避けるべきだと警告している。これは気軽な使い方をするためのもので、健康状態を害している人のモニタリング用ではないのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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