GALAXY S5は、S4よりもわずかに大きいだけで、サイズは縦5.59インチ、横2.85インチ、厚さ0.32インチ(142mm×72.5mm×8.15mm)、重さは5.1オンス(145g)だ。ハードウェアが追加されているため、GALAXY S4よりもわずかに縦が大きくなり、重くなっているが、持ち運びにはまったく支障はない。普段、少なくとも2台のスマートフォンや、その他かさばる品物を入れている重たいハンドバッグから出した時も、S5はぴったりしたジーンズの後ろポケットに入れることができたし、数マイルのジョギング中にずっと手に持っていることもできた。(注意:その間、かなり強く握りしめていた可能性がある)。
この新型スマートフォンには、5.1インチのフルHD Super AMOLEDディスプレイ(1080p)が搭載されているが、これはGALAXY S4のものよりも0.1インチ(2.54mm)大きい。これによって、画面のピクセル密度がわずかに小さくなったが、肉眼では違いが分からないはずだ。画像はきわめて鮮明で色鮮やかに映り、コントラストは高く、エッジもはっきりしている。HDの写真や動画は極めて美しく見える。
サムスンはこの新しいディスプレイパネルと、ディスプレイをさまざまな照明の状態を忠実に再現できるように適応させる技術を自慢にしている。これなどは、ユーザーに気づかれることの少ない小さな改善点の1つだと言えるだろう。
操作ボタンなどの要素は、他のサムスンのスマートフォンと同じ場所に配置されている。電源ボタンは右に、ヘッドホンジャックは上にあり、その隣には赤外線発信器が復活して、テレビのリモコン機能と、サムスンのマッチングアプリが再び使えるようになった。背面には新たに心拍数計が追加され、カメラのLEDフラッシュに上手に組み込まれている。
これまでと少し変わったのは、デバイス下部に付いているUSBコネクタだ。GALAXY S5は、「GALAXY Note 3」と同じように横に細長いUSB 3.0ポートを採用している。このポートは、標準的なmicro-USBケーブルでも利用できる。つまり、従来のUSBケーブルを使ってこのスマートフォンを充電することもできるが、サムスンが提供している共用のUSB 3.0ケーブルを使えば、充電をかなり高速化できるということだ。
所定の場所にしっかりはまるカバーが付いているのは、GALAXY S5が防水・防塵規格であるIP67に準拠しているためだ。背面カバーに、ゴム引きのパッキンが付いているのも、これが理由だ。防水機能を持つ「GALAXY S4 Active」に対するフィードバックを受けて、サムスンはGALAXY S5にも防水性能を持たせた。これは、約3フィート(約91cm)の水深に、30分間にわたって沈めておいても問題は発生しない水準の防水機能だ。また、これで不意に間違ってデバイスをぬらしてしまっても安心できる。
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