スマートウォッチ分野が急激に変化している。その変化の大部分は、 Googleが「Android Wear」によって次の大きな一歩を踏み出したことに起因する。基本的にウェアラブルデバイス向けのAndroidであるAndroid Wearの狙いは、スマートウォッチとほかのデバイスを統合して「Google Now」とうまく連携させ、新世代の優れた製品を作り出すことだ。
「Moto 360」はMotorola初のAndroid Wearデバイスで、これまでに発表された2つの主なAndroid Wear製品の1つである(もう1つは LGの「G Watch」だが、同製品についてはMoto 360ほど詳しい情報が分かっていない)。では、何がMoto 360をこれほど興味深い製品にしているのだろうか。その大部分はMoto 360の外観である。
よくある四角形ではなく円形の大きな文字盤を採用しており、遠目には普通のファッションウォッチに見える。しかし実際には、Google Nowなどのサービスが、文字盤で利用可能なさまざまな機能を提供する。
リードデザイナーであるJim Wicks氏との「Google Hangout」で、より詳しい情報が明らかになった。これまでに以下のことが判明している。
耐水性を備えている。どの程度の耐水性なのか、あるいは、「Pebble」のような防水仕様なのかどうかは分かっていない。装着したまま泳ぐのはやめた方がよさそうだ。
充電用のポートがない。Motorolaは、Micro-USBなどの接続端子は一切ない、と思わせぶりに述べた。ほかの何らかのワイヤレステクノロジを使用するのだろうか。おそらく6月に開催予定のGoogle I/Oまで、これ以上の情報は明かされないだろう。
すべての「Android 4.3」搭載スマートフォンと連携する。これは、あらゆるAndroid Wearデバイスに当てはまる可能性が高い。
円形デザインは、男性および女性の両方に訴求すること、機能的なものとなることが意図されている。もちろん、Motorolaは人目を引くようにMoto 360を作っているが、Wicks氏によると、円形デザインの場合、ユーザーの手首とぶつかる角がないので、フィットする表面積がより広くなるという。また、その意図には、Moto 360が男性および女性といったできるだけ幅広い人たちにアピールできるようにすることがある。
バンドの交換は可能だ。金属製および革製のバンドがあることが今のところ分かっている。だが、「Moto Maker」と似ているがより細かなことが可能なカスタマイゼーションについてのうわさもある。
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