SCOPIX SolutionsはIntelのブースで、ビデオカメラで店内をスキャンし、顧客のエンゲージメント度合いを判断した後、リアルタイムデータを提供することで、販売に結びつけるというデモを実施していた。また、SCOPIXのテクノロジは待ち行列の管理や、パターンを抽出するための予測分析にも用いられる。使用例を挙げると、SCOPIXのシステムを用いて店内のモバイル機器と連携することで、顧客満足度の向上に役立てられるようにするというものがある。
筆者の考え:SCOPIXは興味深いテクノロジを手にしているものの、どのように他社との差別化を図るのかについては未知数である。ビデオ監視と分析ツールはNRFカンファレンスの至るところで見かけられた。
ACTV8は、テレビネットワークのコマーシャルからの音声をトリガーにして、モバイルアプリと直接連携させるというデモを実施していた。以下はその動作方法であり、何度かのパイロット試験ではうまく機能している。テレビの視聴者はタブレットとFOX(あるいは米ZDNetの親会社であるCBS)からのアプリを持ってソファでくつろぐことになる。このアプリとタブレットはテレビのコマーシャル音声を検出し、例えばモデルが身に付けている製品をタブレットの画面上に表示させる。また、コマーシャルの視聴によってコンシューマーは、例えば店舗を訪れた際に使用できる20%割引きのクーポンや、オンライン購入時に使用できる10%割引きのクーポンを手にできる。なお、Intelはこの広告サービスを支えるテクノロジを提供している。
ACTV8は、同社の個人向け近接検出プラットフォームをキオスクや複数の業界で利用できるようにするために、NCRと契約を締結したとも発表している。
筆者の考え:このテクノロジがオンデマンド番組のコマーシャルでも機能するという点を考えた場合、ACTV8は大手メディアの視聴者に受け入れられるだろう。ACTV8のテクノロジはテレビコマーシャルに対するエンゲージメントを追跡し、視聴率を維持し、売り上げに対する利益の割合を高めることさえできるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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