このカメラで実際に撮影する際には、先代モデルと同じように、多くの解像度オプションやフレームレート設定が利用できる。4Kでの撮影もできるが、15fpsしか出ないため、あまりよい映像とは言えない。2.7Kまで落とせば、30fpsと24fpsの設定が利用できる。この解像度で見られるデバイスを持っていないとしても、解像度が高ければ編集の自由度は高くなる。しかし大抵の場合は、バッテリ持続時間の観点から、1080pか720pの解像度を使った方がいいだろう。
さらにHERO3+には、より多くのことをコントロールしたいプロや趣味人のための、Protuneモードが用意されている。連続写真や連続撮影のオプションもある。また、動画撮影とコマ撮り写真撮影を同時に行う機能もある。使えるモードがたっぷり提供されているのがHERO3+の特長だ。
組み込みのWi-Fiには、2つの用途がある。「iOS」「Android」「Windows Phone 8」のGoProアプリを使ったモバイルデバイスとの接続と、同梱されているWi-Fiリモコンでの利用だ。リモコンでは、カメラと同じインターフェース、画面、ボタンが利用できる。ただし、リモコンは録画の開始や停止、撮影モードの変更に使うにはいいが、設定の変更を行うのは大変かもしれない。それについては、アプリから接続した方が簡単だろう。
GoProのアプリでは、撮影しているショットのプレビューを見ることができる。Wi-Fiの性能が向上したため、カメラの動作や画面表示の遅延は1、2秒しかない。このアプリでも撮影の開始と停止や、カメラの設定の変更を行うことができ、カメラからデバイスへのクリップのダウンロードと再生も可能だ。ただし、再生とダウンロードは、すべての解像度に対応しているわけではない。
撮影が終わり、編集の準備ができたら、無料で使えるWindowsおよびMac用の「GoPro Studio」を使用して編集を行うことができる。このソフトウェアはかなり強力であり、使いやすい。最新バージョンには、ドラッグアンドドロップで適用できるテンプレートや、動画をよりプロらしく見せるためのいくつかの新機能が用意されている。
どちらにも多くの機能があるため、何ができるかを知りたければ、アプリとGoPro Studioについて説明する動画を見るといいだろう。
HERO3+ Black Editionは、筆者が見たことのあるアクションカメラの中では、最高水準の動画が撮影できる。いくつかの例外を除けば、アクションカメラのビットレートは15Mbps前後か、それ以下だ。Black Editionはその2倍以上のデータ量を扱うことができ、高速で移動中のときにも、細部まで撮影できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
トラディショナルからモダンへ進化するBI
未来への挑戦の成功はデータとともにある