また、2つの接着マウントが同梱されているため(1つは平面、1つは曲面)、HERO3+をヘルメットに装着して使うこともできる。これらのマウントは、カメラのハウジングの下部にある、GoProのクイックリリースバックルを利用する。水平、垂直のバックルに加え、3方向ピボットアームがあるため、カメラをヘルメットの上面、前面、側面にマウントできる。
ヘルメットにマウントを取り付けたら、選んだバックルをスライドさせるだけで、しっかりと取り付けることができる。小さなロック用プラグ(同梱)を使えば、力が掛かったり、振動を受けたりしても、間違ってバックルが外れることはない。
カメラの充電器は同梱されておらず、コンピュータかUSBアダプタで充電するためのMini-USBケーブルが入っている。2つのバッテリを同時に充電できる充電器があるが、こちらも電力供給にUSBアダプタかコンピュータを必要とする。これを使わない場合、充電にカメラを使う必要があるため、予備バッテリを持ち運びたければ、事前に計画的に充電しておく必要がある。
最後に、Black EditionにはWi-Fi Remote(リモコン)がついてくる。これには特別な充電ケーブル(同梱)が必要だが、なくしてしまった場合、新しいものを入手するには20ドルかかる。しかし、遠隔から録画の開始や停止をするのにスマートフォンを取り出したくない場合には、このリモコンは便利だ。このリモコンは、水深10フィート(約3m)までの防水機能を持ち、600フィート(約180m)の距離から50台のカメラを一度にコントロールできる。
HERO3とHERO3+のボディには一部違いがあるが、並べて比べなければ、その違いは分からないだろう。ハウジングがない状態のHERO3+は、「iON」「Garmin」「Drift」などの競合機種とは違って、あまり無骨な作りではない小さな箱だ。誤解しないでほしいのだが、このカメラは非常によくできた作りになっており、少し落としたくらいでは壊れないかもしれない。しかし、やはりカメラを濡らさず、安全に保つには、ハウジングを使った方がいい。
カメラは単独でも縦に置くことができるが、ハウジングに組み込まれている三脚マウントを使わない限り、カメラを簡単に何かに取り付けることはできない。アクションカメラ市場をリードする機種の1つであるHERO3+は、GoProやサードパーティーから提供されているマウントオプションには事欠かない。これはGoProの製品で得られる有利な点の1つだが、ほかのアクションカメラにも三脚マウントやGoProのマウントを利用するためのアダプタがあるため、それほど大きな利点とは言えない。
HERO3と同じで、このカメラもMicro-HDMIポートとMini-USBポート、64Gバイトまで対応のmicroSDカードスロットを持っている。背面には、交換可能なバッテリを覆うパネル(HERO3と同じもの)と、GoProの「LCD Touch BacPac」または「Battery BacPac」で使用する入力ポートがある。外付けマイクで使用できる3.5mmオーディオ入力はないが、Mini-USBと3.5mmのオーディオ入力との変換ケーブルが利用できる。
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