「Google Glass」--実際に使ってみて感じたこと

Zack Whittaker (ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年01月15日 07時45分
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 自らの召使いのように扱えるガジェットには、タブレットやテレビといったものがある。しかし、「Google Glass」というウェアラブルテクノロジ界のニューフェースは、スマートフォンという片時も手放せないガジェットが培ってきた「パーソナルテクノロジ」の境界をまったく新たなレベルにまで押し広げた。

 先に断っておくが、筆者がGoogle Glassを使ってみようと思ったのは、純粋に単なる好奇心からでしかない。

 筆者はある寒い秋の日曜日、ニューヨークのロワーウェストサイドを歩き、世界的に有名なChelsea Marketに入った後、分かりにくい場所にあるエレベータにまっすぐ向かい、8階を目指した。筆者がそこに出かけたのは、現世代のものは製品として一般リリースされないであろう、1600ドルという価格のガジェットを受け取るためであった。

 筆者はここ数週間、Googleの最新製品を用いてヒトとマシンの橋渡し役となっていた。こういったウェアラブルテクノロジは新しいものではなく、そのデザイン面やコンセプト面を見ても完全にオリジナルなものというわけではない。この種の技術は何年も前からSFの世界で見聞きしてきている。しかし、「次に何が登場するのか」というワクワク感が財布のひもをゆるめさせ、この新しく破壊的なガジェットを入手させたのである。

Google Glassはガジェットの主流になるのだろうか?
Google Glassはガジェットの主流になるのだろうか?
提供:Sara Tew/CBS Interactive

Google Glassのプリズム内に見えるもの

 Google Glassは普通の眼鏡とは異なり、視野上部に表示されるように配置された小型ディスプレイが目を引く。これは普通の眼鏡に慣れた人にとって、最初のうちは少しうるさく感じ、気になるかもしれないが、時間とともに違和感は無くなるはずだ。

 Google Glassを装着すると、まったく違った感覚にとらわれる。そして目の前に広がる物理世界の見え方や、それらとの連携方法が自然かつ筋の通ったものとなるには、それなりの時間がかかるだろう。

 マンハッタンの通りを歩いている時に目を合わせてくる人はそう多くいなかったものの、頭に見慣れない斬新なデバイスを装着しているという事実は痛いほど分かっているため、とてもばつが悪い思いをした。筆者はGoogle Glassを装着することで、恥ずかしさや照れくささでいっぱいになり、あっという間に自信を失ってしまった。

 筆者は公の場に出る際には常にと言っていいほど(そしてオタクの多い自社内にいる時でさえも)、自らがどれくらい間抜けに見えるのかをチェックしたり、考えたりしていた。今や体の一部ともなっている普通の眼鏡ならいざ知らず、自分は人の目にどのように映っているのかという、普段であれば考えることもない観点が頭から離れなかったのだ。

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