テストは、AT&TのGSMネットワークを使用して、米CNETのサンフランシスコオフィスで行った。通話品質は十分にクリアだった。時々わずかにノイズが聞こえることもあったが、そういうことはまれだった。通話の中断はなく、音声は常に均質で、音量も適切なレベルだった。通話相手の声はすこし平板に聞こえ、相手も筆者の声が同じように聞こえたと述べている(通話相手は、筆者の声が「鼻声」に聞こえたともコメントしていたが、これはおそらく、テスト時に筆者が風邪を引いていたことが原因だろう)。
LG G Flex(AT&T)通話品質サンプル
通話、音楽再生、動画再生時のスピーカーの音質も、同様のややうつろな音だった。音はやや薄く、特に音量を最大にした場合にはその傾向が強くなった。ひどく気が散ったり、問題になるようなレベルになることはなかったが、このスマートフォンの売り文句が、より没入できる、メディアリッチなデバイスだというものだけに、音質が今ひとつなのは残念だ。
G FlexはLTEを利用できるが、国際的な無線周波数の対応問題で、AT&Tの3Gネットワークにしか接続できなかった。米国で発売されれば、米国版では各キャリアの4Gの通信速度を問題なく利用できるはずだ。通信速度は一定ではなかったが(同じウェブサイトの読み込みが2秒から5秒までばらつくこともあった)、今回のレビュー用デバイスは輸入したもので、米国のキャリア向けには最適化されていない可能性があることに注意してほしい。その上で、通信が安定している時には、データ通信速度は十分なものだった。平均では、米CNET、The New York Times、ESPNの各モバイルサイトの読み込み時間は6秒だった。前者2つのデスクトップ用ページは13秒で読み込むことができ、ESPNのデスクトップ用サイトは9秒で読み込み終わった。Ooklaのスピードテストアプリでは、下り3.17Mbps、上り1.04Mbpsという結果が出ている。37.61Mバイトの「Temple Run 2」のダウンロードとインストールは素晴らしい速さで(もちろん、3Gにしてはだが)、2分13秒だった。
LG G Flex | 性能テスト |
---|---|
平均3ダウンロード速度 | 3.17Mpbs |
平均3Gアップロード速度 | 1.04Mbps |
アプリダウンロード(Temple Run 2) | 37.61Mバイトを2分13秒 |
CNETモバイルサイト読み込み時間 | 6秒 |
CNETデスクトップサイト読み込み時間 | 13秒 |
再起動時間 | 31秒 |
カメラ起動時間 | 1.75秒 |
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