当然ながら、13メガピクセルの背面カメラの方がオプションは多く、例えば1280×960から4160×3120ピクセルの4つの画像サイズから選べる(2.1メガピクセルの前面カメラでは、1920×1080ピクセルまでしか保存できない)。背面カメラには、フラッシュ、顔追跡フォーカスおよび接写、12種類のシーンモード(前面カメラには4種類しかない)、ISO選択などの機能もある。ただし、2.1メガピクセルにしかない機能も1つだけある。左右反転して画像を保存する機能だ。
13メガピクセルの背面カメラの「顔追跡」機能は、電源ボタンについているLEDと一緒に使うと便利だ。背面カメラを自分撮りに使う場合、画面を見ることはできないが、写真内に顔を検知すると、LEDが黄色に光る。さらにLEDが緑に光ると、カメラは顔に焦点を合わせていることを意味する。これで、写真を撮ってもよいことがわかるわけだ。
動画の品質については、かなりばらつきがある。1080pのHD動画はシャープで、静物にも動くものにも焦点が合っている。色は本物に近く、光源に焦点を移しても、「Nexus 5」で見られたような奇妙な「拍動」は見られなかった。
しかし、音声の録音には問題があった。近くの音声はうつろに聞こえ、エコーがかかっているのに近い状態になる。また、屋内でも屋外でも、水中にいるときのような、連続的なさらさらという音がかすかに聞こえる。最後に、赤紫色の揺れる羽毛を撮影中に、画面が突然鮮やかな青色に飽和する現象が起きた。この青色はしばらく残ることもあったし、通常の羽毛の色と青色の間で交互に切り替わることもあった。この現象は、写真モードでも動画モードでも発生した。
これまでの機種と同様、2つのカメラで同時に動画撮影することができ、写真の撮影や、動画撮影中の一時停止もできる。どちらのカメラでも顔の形を変える楽しいライブ効果を利用できるほか、意図せずに手が動いて、映像に手ぶれが出ても安定させる、手ぶれ補正機能もついている。
背面カメラは、早送り効果のために60fpsで録画できる。また、音声ズームや追跡ズーム機能もある。前者は、撮影中に特定の音源だけを強調するものであり、後者はユーザーが引いた映像を撮影中に、特定のものや人を抜き出してズームできるというものだ。この機能は簡単かつスムーズに動作する。またLGは、追跡ズームと二重録画のために新しいフレームを追加しており、前面カメラの映像を、スタンプ形や星形などのさまざまな形ではめ込むことができる。
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