Appleは「iPhone」および「iPad」の旧モデルを韓国で引き続き販売できるようだ。
サムスンがApple製品「iPhone 4S」「iPad 2」などの販売禁止を求めて提訴した訴訟で、ソウル中央地方法院の判事が現地時間12月12日にサムスンの訴えを棄却したと、Reutersが報じている。サムスンが求めた損害賠償額は9万5000ドル以上だった。
サムスンの広報担当者は米CNETに対して「裁判所の決定に失望している」と述べ、次のように続けた。「われわれが特許を保有するモバイル技術をAppleが侵害し続けているため、われわれの知的財産権が保護されるよう必要な方策を引き続き取っていく」
サムスンは、これらAppleの旧型デバイスがサムスンの保有するモバイル特許3件を侵害しており、韓国での販売は認められないと訴えていた。この訴訟はApple製品の販売差し止めが命じられた2012年にさかのぼる。このときソウル中央地方法院は別件で、Appleおよびサムスンの両社が互いの特許を侵害しているとの判断を示し、販売差し止めを命じていた。
米CNETはAppleにコメントを求めているが、本稿執筆時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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