2013年も終わりに近づいた米国時間12月2日、YahooとAppleによるM&Aのニュースが報じられたが、Intelもそれに続いている。
Intelが買収するのは、ハッカソンを企画、開催する民間組織のHacker Leagueだ。同組織が過去に開催したイベントには、エンタープライズ顧客以外を対象としたものもある。
Hacker Leagueはこれまでに450以上のイベントを開催している。Hacker Leagueが主催するハッカソンのテーマには音楽分野の新興企業の立ち上げや、テレビアプリのコンセプト、食糧の未来などがあり、独自性が高い。
Hacker Leagueのチームは3日、ウェブサイトに掲載した声明の中で、今回の買収が事実であることを認め、Hacker Leagueが「Intel傘下のMashery」と合併する予定だと明言した。
共同創設者のMike Swift氏はまた、「Masheryのチームと密接に連携して、既存のHacker Leagueの開発者コミュニティーとハッカソン開催者が今後もHacker Leagueから最高の価値を引き出せるように努めていく」とした。
IntelがMasheryを買収したのは4月のことだ。当時、API関連のサービスやテクノロジを提供するMasheryは既に170以上のブランドと協力して、約20万人の開発者が作成した約4万4000のアクティブアプリケーションを稼働させていた。そうしたブランドには、ComcastやKlout、Rdio、Travelocityなどが含まれる。
しかし、Hacker Leagueの買収によって、Masheryは開発者コミュニティーとより密接に対話できるようになる。開発者コミュニティーは今では23万5000人以上の規模に拡大しており、それらの開発者は開発中、または稼働中の8万8000以上のアクティブアプリケーションのAPIキーを取得している。
Swift氏は、「こうした開発者はハッカソンで創造とプロトタイプ作成を学びながら、自らのコーディングの才能とAPIに関する知識を披露することを楽しみにしている」としている。その狙いは、そうした才能を披露する場をHacker Leagueが提供することだ。
買収の金銭面の条件は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス