「Windows XP」のサポート終了が迫るなか、Hewlett-Packard(HP)とIntelの幹部は、新たな地平に目を向けていると述べている。
念のために述べておくと、Windows XPのサポートは米国時間2014年4月8日に終了する。
そしてMicrosoftの「サポート終了」を告知するウェブページ上にも「あなたの組織が最新のデスクトップへの移行にまだ着手していないのであれば、あなたは出遅れています」と記されている。
こういった状況のなか、HPとIntelが新しいハードウェアへのアップグレードの見通しに心を躍らせていても驚くにはあたらない。
HPの最高経営責任者(CEO)Meg Whitman氏は先週、決算発表後の電話会議で、あるアナリストからの質問に対して次のように答えている。
「われわれはXPからの移行を主導している。実際のところ、Microsoftも同じことを述べるだろうが、われわれはこうした移行の流れにおいて業界をリードする立場にある。1年以上前からこの件に携わっており、順調に進んでいる」(Whitman氏)
またIntelのPCクライアントグループでゼネラルマネージャーを務めるKirk Skaugen氏もその前の週に、Windows XPのサポート終了という日が来るのを悲しんではいないと述べている。
同氏は投資家との会議において「Windows XP(のサポート)が4月に終了するため、業務のリフレッシュに伴うハードウェアのアップグレード需要が生み出されるだろうと考えている。これは『Windows 7』にアップグレードするのか、『Windows 8.1』にアップグレードするのかに関係なく、企業にとって大きな変化となる」と述べている。
Windows XPというOSは2001年に登場して以来、今まで生き長らえてきている。同OSは、2006年に発売された後継OS「Windows Vista」が不評を買ったおかげで寿命を延ばしていた。
Net Applicationsが新たに公開した11月のデータによると、Windows XPはデスクトップ市場でまだ31%のシェアを維持しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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