サムスンがスマートウォッチ「GALAXY Gear」を発売後2カ月で80万台出荷したことが明らかになった。
当初、サムスンは現地時間11月19日にReutersに対し、GALAXY Gearを発売から過去2カ月で80万台販売したと述べていた。サムスンは、事前に予測していた販売台数を明らかにしなかったが、これまでのところ販売台数は予測を上回っていると述べた。
しかし、GALAXY Gear販売台数の正確な意味については疑問が残っていた。韓国の聯合ニュースは、サムスンの数字が小売チャネルへの販売台数を意味していたかもしれないと報じた。言い換えれば、サムスンは80万台を出荷したのであって実際にその数を消費者に販売したわけではないと述べていた可能性がある。一方、Reutersは販売台数と出荷台数を区別しておらず、そのためGALAXY Gearの販売台数に関する正確な意味が不明確となっていた。
実際には、サムスンが明らかにした数字は小売業者やパートナーに出荷したスマートウォッチの数だったことが分かった。この数字は、消費者による実際の需要を正確に反映してはいない。The Vergeも後に、サムスンの数字が消費者への販売台数ではなく出荷台数を意味していたとする聯合ニュースの報道が正しいことを確認している。
サムスンの担当者はこの後、米CNETに対し、今回の数字が出荷台数であり、顧客への販売台数ではなかったことを認めた。
GALAXY Gearは2013年に入って発売された。このデバイスは複数のレビュアーから酷評されており、米CNETの編集者らもGALAXY Gearについて「いくらか可能性を秘めてはいるが、(中略)真に『スマート』な機能を実行する能力に欠け、そのせいで期待外れとなっている」としていた。米CNETはこのデバイスに5点中2.5点の評価を下している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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