「iPad Air」は熱烈な評価を多数獲得しているが、Amazon.comの「Kindle Fire HDX 8.9」もこのほど、ディスプレイ対決で高成績を出した。
DisplayMate TechnologiesがKindle Fire HDX 8.9とiPad Air、Googleの「Nexus 10」をテストし、米国時間11月4日に掲載した結果によると、Kindle Fire HDX 8.9は「われわれがこれまでにテストした中で最高性能のタブレット画面に躍り出た」という。
Kindle Fire HDX 8.9は、「輝度、反射率、明るい環境光におけるコントラスト比の点でiPad Airを(大幅にリードし)、色再現性という非常に難しい部門でも1位でゴールした」とDisplayMateは続けた。
Kindle Fire HDX 8.9は、iPad AirやNexus 10と比べて、電力効率でも最高評価を得た。
しかし、だからといってiPad Airが称賛されなかったわけではない。
Kindle Fire HDX 8.9とiPad Airはともに、色再現性や画像コントラスト、写真の質がよい、とDisplayMateは述べている。
「両製品はおそらく、(色合わせが行われたプロ用ディスプレイを除いて)ユーザーが所有しているどのディスプレイよりも高性能で高精度だろう」(DisplayMate)
DisplayMateは、両製品が採用しているディスプレイ技術も明らかにした。Kindle Fire HDX 8.9は、低温ポリシリコン(LTPS)液晶ディスプレイを採用している。LTPS液晶ディスプレイは、一般に液晶画面搭載のスマートフォンに採用されているディスプレイ技術だ。
DisplayMateによると、一方のiPad Airは、酸化物半導体「IGZO」の液晶画面を採用しており、「現行ディスプレイの大半に使用されているアモルファスシリコン(a-Si)液晶画面より大幅に優れる」という。
Nexus 10の得点が比較的低いのは、ディスプレイ技術が古くなってきているのも理由の1つだ。
「2012年モデルのNexus 10は、1年間の製品サイクルの終わりを迎えている。おそらく、まもなく発表される2013年モデルのNexus 10は、その(画面の性能という)点に配慮するだろう」(DisplayMate)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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