アマゾンの新「Kindle Paperwhite」レビュー--ディスプレイ改善、高速化でさらに読みやすく - (page 4)

David Carnoy (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2013年10月28日 07時30分
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 米国のAmazon Prime(年会費79ドル、つまり1カ月あたり7ドル以下)の会員は、もともとAmazonの注文時に無料2日間配送サービスを利用できるほか、Amazonが提供する数千タイトルの無料ビデオストリーミングを見ることができるはずだ。Kindleユーザーはそれに加え、Amazonの貸本ライブラリにアクセスできる。これは、数多くの本のリストから、追加料金なしで電子書籍を「借りる」ことができるというサービスだ(ただし、1回に1冊のみ)。このリストに含まれている書籍は20万冊を超えるが、(公正を期すために書いておくが)その多くは主流の人気があるタイトルであるとは言えない。また、Kindleを使えば、他の電子書籍リーダー同様、地域の図書館で電子書籍を借りることもできる。さらにアマゾンは、ChromeやFirefoxでページを「Kindleへ送る」プラグインを提供しており、これを使えば、ウェブページをKindleに送信しておいて、後で読むことができる。これは、基本的に無料版の「Instapaper」だと思えばいいだろう。

 電子書籍プロバイダーとしてAmazonを選ぶもう1つの大きな利点は、同社がほぼすべての主要なハードウェアプラットフォームで、読書用のアプリを提供していることだろう。つまり、Kindleで読めるすべてのコンテンツは、「iPad」や「iPhone」、「Android」のスマートフォンやタブレット、「Windows PC」や「Mac」、そしてウェブブラウザがある他のあらゆるデバイスでも読むことができる。

 一方、Kindleで得られないのは、「オープン」なプラットフォームだ。Amazonは他のサービスや競合電子書籍フォーマットと互換性がないことを隠そうともしていない。KindleではPDFもTXTファイルもMOBIファイルも読めるし、変換すれば他の種類のファイルも読めるが、サードパーティー電子書籍ストアのEPUBファイルを読むことはできない。(プロテクトされていないEPUBファイルやその他のファイルは、「calibre」というソフトを使って変換すれば、Kindleで読むことができる)。これを致命的な問題だと感じる人は、NOOKやソニー、Koboの製品を選ぶべきだろう。

結論

 2013年版Paperwhiteは目を見張るような変化こそないが、先代よりも明らかに改良されている。基本的に、Amazonはもともと優れている製品を、さらに20%から25%よくしたのだと思えばいい。

 それでもこの手のデバイスは、毎年新しいモデルが出るたびに軽く小さくなるのが普通であるため、前年のモデルと同じデザインの製品をレビューすると少しがっかりしてしまう。同様に、Paperwhiteは昨年より高くなってはいないが安くもなっていない。

 Kobo Auraに目を向けると、Paperwhiteが実現していてもおかしくない姿を見ることができる。AuraはPaperwhiteよりもずっと小さく、ストレージの容量も大きい。ただしもちろん値段も高く、Amazonが持つはるかに優れたショッピングやコンテンツのエコシステムも持っていない(これは大きな要素だ)。

 そして現実に引き戻されることになる。Paperwhiteの小さな欠点はたいした問題ではなく、これは現在入手可能な、e-inkを使った最高の電子書籍リーダーなのだ。世界最高クラスのAmazonのエコシステムを考えれば、Kindle Paperwhiteは、電子書籍専用端末を探しているあらゆる人にお勧めできる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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