UPDATE Appleは米国時間10月22日、サンフランシスコで開催した同社イベントにおいて、「iLife」と「iWork」アプリの刷新版を発表した。「GarageBand」「iPhoto」「Pages」を含む両方のアプリスイートが、「iOS 7」搭載端末や任意の「Mac」コンピュータを新規購入したユーザーを対象に無料で提供されることになった。
一部の変更は些細なものだが、Appleはこれを、iWork史上最大のアップデートだとしている。最も顕著な変更点は、iWorkと「iCloud」を融合させるまったく新しい共有機能である。ある端末でドキュメントまたはプロジェクトを開始し、別の端末で続きから再開することができるようになった。iCloudを介して共有するファイルは、複数のユーザーが同時に開き、リアルタイムに編集することができる。また、iCloudウェブサイトを介してウェブからのドキュメント編集が可能である。これは、文書作成、スプレッドソート、プレゼンテーションの各アプリを提供する、Googleのクラウドおよびウェブベースの「Google Drive」に対抗するものである。「iWork for iCloud」はまだベータ版で、「Safari」「Chrome」「Internet Explorer」(IE)上で動作する。
個々のアプリについては、Pages、「Numbers」「Keynote」が「iOS 7」および「Mac OS X」向けに改良された。すべてにおいてデザインとレイアウトが新しくなっており、デスクトップとiOS上の両方に適したものになっている。また、「Microsoft Office」形式でドキュメントを開いたり保存したりすることができる。
Keynoteではトランジションが新しくなっており、物理学に基づくよりリアルな動きが実現されている。スプレッドシートプログラムであるNumbersでは、フォントやスタイルがさらに細かく設定できるようになっており、スプレッドシート初心者のための使用しやすいインターフェースが提供されている。また、インタラクティブなチャートをプロジェクトに追加することもできる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス