アップルは10月23日、米国で特別イベントを開催し、第5世代となるiPad「iPad Air」と第2世代となる「iPad mini Retinaディスプレイモデル」などを発表した。iPad Airは11月1日に発売予定で、iPad miniは11月中に発売としている。
iPad Airは従来と同様に9.7インチのRetinaディスプレイ(2048×1536ピクセル)を搭載。Wi-Fiモデル比で、従来の厚さ9.4mmから7.5mmへと20%薄くなり、重さは652gから469gへと28%軽くなったことから、名称を「iPad Air」と新しくしている。iPhone 5sと同様、64ビットアーキテクチャ搭載A7チップとM7モーションコプロセッサが搭載される。カラーはシルバーとスペースグレイの2種類。
これまでと同様に、いずれも「Wi-Fiモデル」とキャリアの携帯電話網が利用できる「iPad Air Wi-Fi + Cellularモデル」が用意される。サイズは同じだが、重さが478gとやや重くなる。駆動時間は、Wi-Fiモデルが最大10時間、iPad Air Wi-Fi + Cellularモデルにおける携帯電話データネットワークでのインターネット利用は最大9時間となっている。
価格は、Wi-Fiモデルの16Gバイトモデルが5万1800円、32Gバイトが6万1800円、64Gバイトが7万1800円、128Gバイトモデルが8万1800円となっており、現行のiPad Retinaディスプレイモデル(4万9800円〜7万9800円)よりもやや価格がアップしたものになっている。
小型タブレットとして人気を博しているiPad miniは、新たにiPad mini Retinaディスプレイモデルが発表された。ディスプレイサイズは従来どおり7.9インチで、解像度は2048×1536、326ppi(従来モデル:1024×768、163ppi)になった。本体サイズは高さ200mm×幅134.7mm×厚さ7.5mmで、厚みが0.3mm増した。重さは、Wi-Fiモデルが331g(同:308g)、iPad mini Wi-Fi + Cellularモデルが341g(同:312g)で、やや重くなっている。
iPhone 5sと同様、64ビットアーキテクチャ搭載A7チップとM7モーションコプロセッサが搭載される。カラーはシルバーとスペースグレイの2種類。駆動時間は、Wi-Fiモデルが最大10時間、iPad mini Wi-Fi + Cellularモデルにおける携帯電話データネットワークでのインターネット利用は最大9時間となっている。
価格は、Wi-Fiモデルの16Gバイトモデルが4万1900円、32Gバイトが5万1800円、64Gバイトが6万1800円、新たに128Gバイトモデルが加わり、7万1800円となっている。現行のiPad mini(3万2800円〜5万2800円/16Gバイト〜32Gバイト)よりもやや価格がアップしたものになっている。
Cellularモデルは、iPhone 5s/cに続きNTTドコモも参入するのではないかと期待されていたが、発表のプレゼンテーションの中にNTTドコモのロゴは見られなかった。また、アップルのウェブサイトでもソフトバンクモバイルとKDDIのロゴのみとなっている。
※当初、タイトルにて「ドコモは販売せず」としていましたが、NTTドコモに確認したところ「決まっていないが検討はしていく」とのコメントが得られたため、修正いたしました(10月23日5時40分)。
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