アップルは10月23日、米国で特別イベントを開催し、「MacBook Pro」と「Mac Pro」を発表した。あわせて、OS X Mavericksのアップデートを同日から無料で公開したほか、第5世代となる「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」なども発表している。
MacBook Proは、13インチモデルがより薄く軽くなった。サイズは高さ1.8cm×幅31.4cm×奥行き21.9cm、重さは1.57kg(旧:高さ1.9cm×幅31.4cm×奥行き21.9cm、重さ1.62kg)。最新世代のデュアルコアIntel Core i5またはIntel Core i7プロセッサを搭載する。最大9時間のワイヤレスインターネット閲覧またはiTunesムービー再生ができるとしており、従来モデルより2時間伸びた。
15インチモデルは第4世代のクアッドコアIntel Core i7プロセッサを搭載する。サイズは高さ1.8cm×幅35.89cm×奥行き24.71cm、重さは2.02kgで従来と同じ。最大8時間のワイヤレスインターネット閲覧またはiTunesムービー再生が可能としており、従来より1時間伸びている。
価格は13インチ Retinaディスプレイモデルが13万4800円〜18万4800円となっている。15インチRetinaディスプレイモデルは、20万4800円と26万4800円の2ラインアップだ。すでにオンラインのApple Storeで販売を開始しており、出荷予定日は24時間以内となっている(6時50分現在)。なお、いずれのモデルにも新たにThunderbolt 2を2ポート搭載している。
Mac Proは、WWDC 2013にて円筒形の新デザインを披露していた製品で、2013年後半に登場するとしていた。12月に発売予定で、価格はクアッドコアのMac Proが31万8800円、6コアのMac Proが41万8800円。
いずれのモデルにもThunderbolt 2を6ポート搭載し、USB 3.0は4ポート、マルチチャンネルオーディオ出力に対応するHDMIなどを搭載する。
4Kビデオのストリームを3本、HDビデオの場合はさらに多くのストリームを同時に再生できるなどビデオ編集に向いている。最大3台の4Kディスプレイを動かし、リアルタイムでエフェクトを処理できるほか、12月にリリースされる「Final Cut Pro X」の新しいバージョンは、Mac Proの4K機能を最大限に活用できるように設計されているとしている。
クアッドコア版は、Intel Xeon E5(10MB L3キャッシュ)、メモリは12Gバイト(4Gバイト×3)、デュアルAMD FirePro D300グラフィックプロセッサ、256Gバイトのストレージを搭載する。オプションとして3.5GHz 6コアプロセッサ(12MB L3キャッシュ)、3.0GHz 8コアプロセッサ(25MB L3キャッシュ)、または2.7GHz 12コアプロセッサ(30MB L3キャッシュ)、デュアルAMD FirePro D500、デュアルAMD FirePro D700に変更可能。
6コア版は、Intel Xeon E5(12MB L3キャッシュ)、16Gバイト(4Gバイト×4)を搭載する。オプションとして3.0GHz 8コアプロセッサ(25MB L3キャッシュ)、または2.7GHz 12コアプロセッサ(30MB L3キャッシュ)、デュアルAMD FirePro D700に変更可能としている。
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