インターネット大手のGoogleが、「Google Cloud Platform」上で作業を行う「iOS」開発者向けのツールセットを強化し、iOS向けに最適化された「Mobile Backend Starter」をリリースした。
「Android」向けのバージョンは、Googleの年次開発者会議「Google I/O 2013」後に、すでにリリースされている。
基本的に、「Google App Engine」アプリケーションであるMobile Backend Starterを利用することで、開発者はクラウド内でモバイルアプリを開発でき、サーバ側のコードを気にする必要がなくなる。
また、このアプリを使うことで、デバイス間でのプッシュ通知の配信、データ変更に関する連続クエリのリクエスト、さらにはGoogleアカウントによるユーザー認証の設定が容易になる。
Googleの製品マネージャーであるStuart Reavley氏は、米国時間10月9日付のブログ記事でさらなる詳細を説明している。それによれば、iOSの(そして、もちろんAndroidの)開発者は、これらの「フレームワーククラスを使用することで、この配備済みバックエンドがデバイスにローカルで置かれているかのように、このバックエンドとやり取りできる」という。
このツールのソースコードは「GitHub」から無料で入手できる。また、このプラットフォームでは、1つのプロジェクト上で少なくとも数百人のユーザーが同時に作業でき、料金もかからない。
当然ながら、「iPhone」や「iPad」では、Mobile Backend Starterの機能の設定とアクセスの手順がいくつか異なる。こうした実際に使用する際の詳細な設定方法については、現在「Google Developers」のオンラインで確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス