UPDATE ニューヨーク発 -- Microsoftは米国時間9月23日、同社タブレット「Surface」のアップデート版を発表した。完全版の「Windows」を搭載する「Surface Pro 2」とその簡素化されたバージョンである「Surface 2」だ。
Surfaceは、成長著しいタブレット市場に向けたMicrosoft独自の取り組みである。この市場を大きく占有するのはAppleの「iPad」だが、Googleの「Android OS」を搭載する端末によってかなり激しい競争が繰り広げられている。収益性の高いこのタブレット市場を見逃したくないMicrosoftは、独自製品によって「Windows 8」と「Windows RT」を推進する戦略に出ている。
Surface Pro 2は、タブレット型の完全なノートPCだとMicrosoftのSurface担当バイスプレジデントを務めるPanos Panay氏は述べた。同氏によると、同端末は前世代モデルよりもグラフィックス性能が50%高くなっているという。改良された「2つのポジションで固定可能なキックスタンド」を装備し、2つの異なる角度で画面を傾けることができる。
Surface 2は、Windows 8の簡素化版を搭載する初代「Surface RT」の後継機種である。Microsoftによると、より薄く、軽量で、高速になっているという。
RT版であるSurface 2には、NVIDIA製の「Tegra 4」チップが搭載されている。また、1080pのフルHD画面を装備し、前世代モデルよりも3〜4倍高速であるという。それと同時に、バッテリ持続時間は初代Surfaceよりも25%長くなっている。
「私がこれまでに使用したことのあるパーソナルタブレットの中で最高速の製品である」とPanay氏は述べた。「すべての面において高速になっている(中略)これまでにない速度で使用することができる」(Panay氏)
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