ビデオリサーチインタラクティブは、スマートフォン広告のデータベースサービス「SmartPhone Ads Report」と、フィーチャーフォン広告の統計データサービス「Mobile Ads Report」を活用して集計した、モバイル広告の出稿動向を発表した。
それによれば、2011年5月度には200社以下だったスマートフォン広告の出稿広告主が、2012年4月度以降は300社前後で安定して推移しているという。劇的には増加していないが、2013年上期(1~6月度)の累積広告主数(716社)のうち、約4割が新規の広告主となっている。一方、フィーチャーフォン広告の出稿広告主数は減少傾向にあり、2012年11月度以降はスマートフォン広告の広告主数が上回った。
2013年4月度と6月度のどちらかにモバイル広告を出稿した広告主の出稿パターン別の遷移状況をみると、4月度にスマートフォンのみ、またはフィーチャーフォンのみに出稿した広告主の半数弱は、6月度も継続して同パターンの出稿をしている。
また、4月にスマートフォンのみに出稿した広告主の45%は、6月度に出稿していないが、4月度に出稿しなかった広告主の8割強が6月度にスマートフォンのみに出稿している。同社では「広告主の入れ替わりにより、結果として月間広告主数のバランスを保っている」と分析している。
6月度のスマートフォン広告の出稿広告主の業種別シェアでは、「IT業種」が最も多く3分の1を占めているが、前年同月に比べると10ポイント低下している。逆に「製造業」「専門店(小売)」などの業種はシェアを伸ばしている。また、商品種類でみると前年と同様に「ゲームコンテンツ」が最も多いが、2位以下の項目は、占いや電子書籍などデジタルコンテンツから、人材派遣や理容・エステなどに変化している。
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