MS、「Xbox One」のポリシーを変更--制限を大幅に緩和

Jay Greene (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年06月20日 11時23分

 Microsoftはゲームの著作権侵害行為を防ぐため、「Xbox One」ゲーマーが1日に1回、自分のコンソールをインターネットに接続することを義務づけるポリシーを発表し、多くの人から冷やかに受け止められたが、米国時間6月19日にそのポリシーを撤回した。

 Microsoftは6月に開催されたE3ビデオゲームカンファレンスの直前にそのポリシーを発表し、大きな反発を招いた。Microsoftはその後、ゲーマーがメインのコンソール上で最大24時間オフラインゲームをプレーすることを認める(自分のゲームライブラリにアクセスする別のコンソールにログオンしている場合は1時間)と述べた。それらの制限時間に達すると、プレーヤーがウェブ接続を再確立するまで、オフラインゲームは無効になる仕様だった。

 MicrosoftでInteractive Entertainment部門のプレジデントを務めるDon Mattrick氏の19日のブログ投稿は、Microsoftにしては極めて意外な方針転換であり、マーケティングに関して、Xbox Oneが発表以来歩んできた多難な道を浮き彫りにしている。同氏は、「新しいXbox Oneで一旦システムセットアップを完了すれば、それからオンラインに一度も再接続しなくても、あらゆるディスクベースのゲームを楽しむことができる。24時間ごとに接続を求める要件はない。『Xbox 360』と全く同じように、ゲーマーは自分のXbox Oneを好きな場所に持って行って、ゲームをプレーすることができる」と書いた。

 Microsoftはゲームの再販に関するポリシーも撤回した。Microsoftは小売業者へのゲームの再販に関して、ゲームパブリッシャーが規則を定めることを認める予定だった。同社は、ゲーマーが友達とゲームを共有する行為にも制限を加えており、ゲーマーは自分の友達リストに追加してから少なくとも30日以上が経過している相手としかゲームを共有することができず、さらにそれぞれのゲームは1度しか譲渡できないとされていた。

 それらの制限も撤廃された。

 「今と全く同じようにディスクベースのゲームを下取りに出したり、他人に貸したり、再販したり、プレゼントとして贈ったり、レンタルしたりすることができる。ゲームの利用と共有に関する制限は一切設けられない。その仕組みは、現在のXbox 360と全く同じようになる」(Mattrick氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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