ソニーから登場したウルトラブック「VAIO Pro 11」と「VAIO Pro 13」は、小型、軽量、高精細液晶というモバイラーが欲しかった要素をきちんと備えるノートPCだ。特に11.6型液晶のVAIO Pro 11は770gからと誰もが納得する軽さを実現、“Haswell”搭載ノートPCのなかでも注目のシリーズではないだろうか。
VAIO Pro 11と13の特徴は、目新しい機能を付けるのではなく、欲しいと思っていた高精細液晶や小型軽量、それに加えて“Haswell”ならではの省電力性能を搭載したこと。言うなれば、極めて保守的な考え方でスペックを追い求めたPCであり、同社のVAIO Duoのようなギミックは皆無だ。
現在はスマートフォンやタブレットの台頭で、ノートPCの立場が危うくなっている面もある。そこで、目新しい機能やボディのギミックは他にまかせ、VAIO ProはPCならではの操作をより追求したようなマシンなのだ。
例えば、複数のウインドウを開いても使える一覧性の高い画面、複雑な作業もこなせる処理性能、長時間の利用にも心配のないバッテリ持続時間、ある程度の容量があるストレージ、そして、長時間の入力にも耐えるキーボードなど。誰もが思いつくようなスペックを羅列してみたが、いずれもVAIO Proは網羅している。
これらのことは、以前から個人ユーザーの意見として多く見られたものだが、なかなか実現しなかった。特に小さい画面の機種となると、パフォーマンス面で残念なものしかなかったのが現実だ。
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