Intelは、同社の新しい第4世代「Core」プロセッサ(開発コード名「Haswell」)を正式に発表した。Intelは同プロセッサが、新しいウルトラブックや2-in-1端末の基盤としての役割を担うことを望んでいる。
Intelはこの新しいプロセッサファミリが、PC市場の活性化につながることを期待しているようだ。企業や消費者がコンピューティング端末としてスマートフォンやタブレットを利用するようになったことから、PC市場は深刻な売り上げ低迷に陥っている。
Intelのエグゼクティブバイスプレジデントを務めるTom Kilroy氏は現地時間6月4日のComputex Taipei 2013における講演で、同社が幅広い価格帯にわたる50種類以上の2-in-1端末設計を準備中であると述べた。その中には、Haswellを搭載するプレミアムウルトラブックや、同社の「Silvermont」マイクロアーキテクチャを採用したその他の設計などがある。
同社は、2-in-1端末を「PCが必要なときにはPCとなり、タブレットが欲しいときにはタブレットになる」端末と表現した。新しいプロセッサのクアッドコア版を搭載する消費者およびビジネス向けシステムが、現在提供されている。
2-in-1のウルトラブック、従来型ノートPC、およびデスクトップは、2013年夏に発売される予定だが、第4世代の「Intel Core vPro」を搭載する新しいビジネス向けモバイル製品の発売は「2013年中」の予定だとIntelは述べた。
Intelは、22nmのHaswellマイクロアーキテクチャを採用する同社の新チップは、アクティブ状態のバッテリ持続時間が前世代よりも50%長くなると述べた。これは、新しいプロセッサを搭載する一部のウルトラブックにおいてアクティブ状態でのバッテリ持続時間として9時間以上に相当すると同社は主張している。
Intelはスマートフォン市場もターゲットとしており、「Intelのシリコンを搭載」したスマートフォンが現在、30カ国以上で出荷されていると述べた。Kilroy氏は、「Merrifield」をベースとするスマートフォンのリファレンスデザインプラットフォームを披露した。Merrifieldとは、Intelのスマートフォン向け次世代22nm「Atom」システムオンチップ(SoC)で、性能とバッテリ持続時間を向上させるという。同プラットフォームには、パーソナライズされたサービス向けの統合センサハブに加えて、データ、端末、プライバシーを保護する機能が搭載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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