ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfKジャパン)は6月3日、家電量販店における薄型テレビの販売動向を発表した。50インチ以上の数量構成比が上昇し、大画面、高画質へのニーズが現れてきているという。
50インチ以上のテレビ販売は2012年12月以降、数量、金額ともにプラス成長を続けており、2013年5月の段階で、数量前年比は18.3%増、金額前年比は12.7%増を記録。画面サイズ別構成比で見ても、5月は数量ベースで9.6%を占めるまでに拡大している。
こうした状況を背景に、同社が1年以内のテレビ購入予定者570人に実施した消費者調査では、選択ポイントとして「高画質である」(61%)、「消費電力が少ない」(49%)、「大画面である」(38%)となり、画質に対するニーズが高いことがわかった。
大画面、高画質テレビとして期待される4Kテレビは、この春からテレビメーカー各社が相次いで新製品を発表。以前のモデルに比べ価格が大幅に抑えられてきたことが特長だ。5月4Kテレビの販売数量は前月の5.4倍と伸長、また50インチ以上のテレビにおける4Kテレビの数量構成比も2.6%へと上昇している。GfKジャパンではこうした状況を、4Kテレビへの潜在的ニーズの高さが伺える結果となったと見ている。
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