会場にいたディー・エヌ・エー取締役 Chief Game Strategy Officerの小林賢治氏からの質問:ミクシィは日本で一番タレント招致に成功した会社。招致する側、される側からどうしてそれがうまくいったと考えているのか。
荻野氏:高いレイヤーで人を採るのはリスクと表裏一体。覚悟は相当必要。ぶれることは許されない。朝倉や川崎の会社を買収するときも、社内で「コミュニケーションできるか」「活用できるか」と言われた。
そのときのポイントは2つ。1つは「経営陣の覚悟」。ミクシィは時価総額1兆円を目指すと言っている。これからもどんどん企業を買収していく。大きく踏み出そうと思うと、より大きく巻き込んでいく動きをする。その時、被買収の経験を持っている経営陣は、買収される気持ちも、受け入れ方も知っている。
もう1点はミクシィならではだが、「笠原の器」だ。笠原は本当に任せてくれる。アントレプレナーはやんちゃで信念を持っているはず。また、笠原は株式も持っており、株価が5%下落すれば一般の人の生涯年収くらいが吹き飛ぶ。それでも仕事を一任して「思う存分やれば」と言ってくれる。この会社だからこそできることだ。
川崎氏:買収される側の心意気だけは話しておきたい。格好つけて言うのではないが、買収されてさっと抜ける様な起業家だったら(起業自体を)やめた方がいい。その会社のサービスを向上させるんだと思わないと。荻野も朝倉も同じ思いだろう。
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