Microsoftは、次世代の「Windows」向け「Kinect」センサを2014年に投入する予定だ。
同社は米国時間5月23日、「Kinect for Windows」センサには「Xbox One」用の新しいKinectセンサと同じ一連の主要技術を採用する予定だと発表した。どちらのセンサも、音声とジェスチャによるコマンドの発行を可能にするものである。
同センサには、高解像度のカラーカメラと、ノイズを除去するマルチマイクアレイが装備される予定。またシステムには、「Time-of-Flight」と呼ばれる技術も搭載される。Time-of-Flightとは、光子がユーザーまたは物体に反射して戻ってくるまでの時間を測定する技術である。これらの機能の組み合わせによって、ユーザーの動きと音声コマンドを検出するための優れた正確度と精度が実現される。
Xbox Oneのものと同様に、Kinect for Windowsセンサは人体のより多くの部位を特定することができ、より正確な骨格トラッキングを可能にすると見込まれる。同センサは視野も広くなり、さまざまなサイズの部屋に対応する予定である。また、新しい赤外線機能によって、特に暗い環境においてセンサの「視界」がさらに良好になる見込みだ。
Kinect for Windowsセンサと関連ソフトウェア開発キットがリリースされれば、開発者らはその機能を活用するアプリを作成できるようになる。
Microsoftは23日のブログ投稿で、「企業と組織にMicrosoftの最新のナチュラルテクノロジを提供し、企業や組織が事業と顧客向けに革新的なタッチフリーのアプリケーションを開発および展開できるようにするという当社の取り組みを引き続き推進する」と述べた。「新しいKinect for Windowsセンサとソフトウェア開発キット(SDK)はこの取り組みの中心である」(Microsoftブログ投稿)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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