--Reller氏は、どのような機会を指しているのか?
明らかにMicrosoftは、Windows 8をより小型のタブレットや7インチ程度のデバイス上でうまく動作させることに取り組んでいる。この分野では、同社は今のところ競合していない。このことを強調して、ASUSTeK Computer(ASUS)の最高経営責任者(CEO)であるJerry Shen氏は6日、The Wall Street Journal(WSJ)に対し、300ドル未満の小型タブレットが2013年内に登場するものと期待していると述べている。
--Blueの登場時期について、「2013年内」のほかに推測できることは?
Reller氏はWSJに対し、Microsoftが今後数週間のうちにBlueに関して2件の発表を行う予定であることを明らかにしている。WSJによると、そのうち1件は「価格、パッケージ、正式名称」が中心となるという。2件目は技術的な見通しに関するもので、6月下旬までに明らかになる予定だ。この時期は、Microsoftが6月26日~28日にサンフランシスコで開催する開発者会議「Build」と重なる。
Microsoftは、開発者に対し、この発表から何が期待できるかを知ってもらいたいと考えるだろう。そして、こうした発表は、開発者にとって、新たな機能を活用するアプリケーションを作る手助けとなる。最初のBlueに関する発表は、6月4日~8日に台北で開かれる展示会「Computex」でなされる可能性がある。Computexでは、Blueを搭載する新たなフォームファクタをMicrosoftが披露するとみられている。同社はまた、6月3日~6日にニューオーリンズで開かれるITプロフェッショナルおよび企業向けソフトウェア開発者のためのカンファレンス「TechEd」で詳細を提供する可能性もある。
--Microsoftの「Surface」タブレットシリーズにBlueが搭載される見込みは?
Reller氏は、Microsoftがより小型のSurfaceタブレットを近い将来においてラインアップに追加するといううわさに冷水を浴びせたようだ。同氏はWSJに対し、今後数週間にSurface製品のロードマップに何らかのアップデートがあることを期待しないように、と語っている。一部では、より小型のSurfaceに関する詳細が今後開かれるカンファレンスのいずれかで発表されると憶測されていた。
--結局、MicrosoftはStartボタンを復活させるのか?ユーザーが従来のWindowsデスクトップ画面を直接起動できるようになるのか?
Microsoftがこれらを行わないことは想像し難い。この2つの要望はとりわけ、Windows 8に関する批判の火種となっているからだ。しかし、Reller氏はどのインタビューでも、これらの機能がBlueに搭載されるかについて曖昧な態度のままだった。それでも、米ZDNetのFoley氏は、これらの機能はいずれも「可能性が高くなっているようだ」と伝えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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