新デザインについての筆者の感想は?筆者は気に入った。角がよりシャープになっており、前世代よりも高級感が増している。ただし、ゴージャスなHTC Oneや、装飾を抑えたエレガントさを持つiPhone 5と比べれば、驚くほどではない。それでも、見た目は悪くないし、筆者の意見では、その2つよりも持ちやすい。
唯一気に入らないのは、サムスンの電源・ロックボタンが、ハンドバッグの中で動いたときに何かに触れて、画面の電源が入ってしまうことが多いということだ。以前から、切ったはずの携帯に電源が入っているのを見ては、個人的にイライラさせられていたが、もっと問題なのは、画面が点灯していることに気づかなかったために、バッテリが少なくなってしまう場合があることだ。筆者はこのボタンは上に付いている方が好きだ。
GALAXY S4は、非常にカスタマイズ性の高い「TouchWiz」インターフェースの下で、Android 4.2.2を動かしている。裸のAndroidと、上にかぶせられているインターフェースの長所と短所を議論すればきりがないが、以前からTouchWizは古くなりすぎていて、陳腐化していると考えられている(特に、HTCの新鮮なUIと比べた場合)。しかし、サムスンが用意した大量のソフトウェアは、GALAXY S4を裸のAndroidであればroot化や改造コードなしでは考えられないようなものにしている。
たとえば、筆者が気に入ったインターフェースの新機能を紹介しよう。サムスンは、通知シェードにワンタッチで操作できるシステムアイコンを詰め込んだ。右上に表示されている新しいボタンをタップすると、15のアイコンが表示されるようになっており、もう設定メニューを掘り起こして必要な項目を探す必要はなくなった。編集ボタンを押せば、ドラッグアンドドロップでアイコンの順序を変えることもできる。これは非常に気が利いており、設定を見つけて変更しようとするときには恐ろしく便利だ。
TouchWizのシステムにおいては、メニューが大きな役割を果たしているため、新しいユーザーはこれを無視するべきではない。メニューでは、アプリの設定に関する詳細設定や、ホーム画面、ブラウザ、キーボードなどに関する設定まで、幅広い項目の編集が行える。
GALAXY S4のメニューは改善されており、設定メニューを単純化するため、トピックを設けて、接続やロックスクリーン、ジェスチャー、キーボード設定などのデバイス項目、アカウント関連や、その他バッテリ、ストレージ、セキュリティ関連などのカテゴリに項目を分類している。
筆者は、使ったことのあるあらゆる仮想キーボードと愛憎関係にある。筆者は文法とつづりの正しさを求めているのだが、筆者は明らかに不注意なタイピストらしい。句読点は長すぎて入力できず、オートコレクト機能はほとんどの場合、賢さが足らないようだ。
GALAXY S4にはいくつかの入力オプションがある。まず標準のサムスン製キーボードが利用可能であり、このキーボードでは「SwiftKey Flow」を使って指をスライドさせて単語を入力することができる。また、それとは別にSwypeのキーボードも用意されている。
筆者はまだ、ミスや自分が望むよりも入力速度が遅いことにイライラさせられるのだが、サムスンが複数のキーボードを用意しており、手描きやクリップボードからの画像入力の選択肢も用意したのは気に入った。自分が使うわけではないにしても。
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