ここまで質感にこだわった製品ならば毎日肌身離さず使いたくなるに違いない。あとはスマホとしての操作性も気になるところだ。ということでさっそくSIMカードを入れて使ってみることにしよう。JH6661はディスプレイの横にSIMスロットを2つ配している。これまた心系天下シリーズに合わせてあえてこうした配置にしているようだ。どちらのスロットにもGSMという文字の掘り込みがあるように、2Gのデュアル仕様である。
だがSIMカードを入れようとこのスロットの部分に爪をかけてもスロットが開かない。もしかして押してみるの?と思って爪楊枝で押し込んでみてもダメ。傷が付かないように精密ドライバーでそーっとこじ開けようとしたがやはり開かない。もちろんマニュアルは付属しないから、どうやって開けるかは買ったお店に聞くしかないのかもしれない。もしかして値段が安かったのはまさかSIMが使えないからなのか?
埒が明かないのでディスプレイの反対側のmicroSDカードスロットを開けようとしてみたもののこちらもダメ。とゆーかもしかしてこれってスロットじゃなく単純に掘り込みがしてあるだけじゃないの?ということで虫眼鏡を使って注意深くSIMスロットを見てみたら、やはりこれはただの飾りだった!そう、Jugateのデザイナーは「CEOスマホはディスプレイの横にSIMスロットがあるもの」と思い込み、デザインを合わせるためにこんなことをしたのだろう。てか、こんなことして意味あるのか、それくらい考えてくれよ!
だってこんな掘り込みがないほうがすっきりしてかっこよく見えるはずじゃないですか。恐らく折り畳みスタイルのスマホなんて設計したことないから「とにかく見た目は全部真似しちゃえ」ってことでこんなことになっちゃったんだろうけど、社内の人間誰も疑問に思わなかったんだろうか?だとしたらそれはそれですごい会社だぞJugate(笑)。せっかくこんなにいい質感の製品を作る腕があるのに、デザインなどソフト面は全くダメダメ。だからいつまでたってもトンデモメーカーから脱却できないんだろう。
てなことでSIMスロットは背面の電池カバーをはずせばしっかりとそこにありました。ディスプレイの横を開けようと苦労したあの数時間を返してもらいたいけど、まぁこれでちゃんと使えるようになったのだから文句は言わないことにしておこう。なおSIMカードが2枚使えるのだからウソでもIMEI番号は2つ必要なはずなのだが、メンドーなのか割り切ったのかラベルには1つだけしか記載していないあたりはさすがはトンデモメーカーの最大手。ま、深いことは考えずにとにかくSIMカードを2枚入れて電源を入れてみよう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する