最近ではスマホやタブレットでも仕事のできる環境が整いつつあるが、やはりオフィスで作業するならPCに勝るものはないだろう。PCも今や小型化され、机の上にはディスプレイとキーボード、そしてマウスだけという光景も当たり前のものだ。またノートPCを使う人も、机の上では別途マウスを使い作業効率を上げている人も多いのではないだろうか?
そう、PC作業にはまだまだマウスがあると非常に便利なのである。タッチパッドも使いやすくなってはいるが、細かい作業はマウスのほうが得意なことも多い。現代のPC生活において、まだしばらくはマウスが現役の座から退くことはなさそうだ。
しかし毎日使うマウスなのに、ただPCの操作用途だけに使うのはなんだかもったいない。そんなことは誰もが考えるようで、世の中にはマウスに複合機能をそなえたものも出ている。電卓をつけたものやらスキャナを内蔵させたもの、またVoIP通話のできる通話対応マウスなんてのも見かけるようだ。ところがなぜかアノ機能を搭載した製品は出てこなかった。
ここまで読めばもう読者の皆さんは今回紹介する製品がなんとなくわかるだろうが、単純にマウスにアレを入れただけの製品ではないのでぜひ期待して欲しい。どうせやるならカッコよく!トンデモメーカーの連中も今回の製品はかなり本気で作っちゃったようなのだ。その代わり微妙にロゴの問題があったりするのが困りものなのだが、そのあたりは本記事の微妙な写真から想像を働かせて欲しい。
てなことでさっそくその「マウス」のパッケージから見ていこうじゃないか。透明なプラスチックケースに入ったマウス、ホワイトのボディーであることからこれはMacを意識した製品なのだろう。なんとなく果物のロゴのようなものがマウス上部に見えるかもしれないがそれはきっと気のせいだ(笑)。パッケージの横には中国語表記があるが、ファッション、テクノロジー、クリエイティブ、生活、なんて文字が書かれているあたりが製品のイメージを現しているようだ。
マウスの大きさは約115mm×56mm×11.5mmで、手の平に収まる薄型サイズ。2.4GHzの無線を使う、ごくごく普通のワイヤレスマウスなのである。PCのUSBポートに装着する無線ドングルももちろん付属しており、マウスの上におくとだいたいのサイズがわかるだろうか。購入した価格は約4000円だったが、同じクラスの製品と比べるとやや高いような気もする。ま、これはデザインがいい製品だからなのかもしれない。とはいえパッケージにはメーカー名も商品名も一切ないので、どうやって流通しているのかは謎である。
マウスの本体上部にはなにやらロゴマークがある。そしてその中心には穴が開いているようだ。しかし穴の開いたマウスというのは聞いたことがない。これはいったい何の機能なのか知りたいが、マニュアルすら付属していないのでこれまた不明だ。トンデモメーカーの作ったトンデモマウスだけに、深い意味はないものと考えてこの穴のことはひとまず忘れることにしよう。
そして本体側面にはマイクロUSBポートが備わっている。本体はバッテリが入るのでここから充電することが可能だ。ワイヤレスマウスは乾電池タイプのバッテリを使う製品が多いが、このように本体に直接充電できるというのはPCを利用しながらUSBケーブルで充電できるので実は便利なのである。
なおパッケージの中にはドングルやUSBケーブル、そしてACアダプタ、バッテリなどが入っている。これらの付属品があればこのマウスの利用に困ることは何もないだろう。そしてなぜかヘッドセットが入っているが、これはPCで音楽を聴くためのものだろうか?もしやと思いマウス上部の穴に刺してみようとしたが、ここは実は穴は開いておらず透明な丸い窓であった。ま、値段もちょっと高いしオマケにヘッドセットを入れているんだろうきっと。
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