今回紹介するJugate JH6661、4桁かつ同じ数字を多く並べた型番はどことなく高級感を出そうと意識しているのだろうか。だがパッケージがフツーのAndroidスマホっぽく汎用の箱を使っているのはチープな印象だ。またパッケージを開けてみるとペナペナのプラスチックの仕切りにJH6661本体が収まっているもちょっとがっかり。本体まではがんばったけどパッケージまでには手が回らないってのはトンデモケータイならよくあること。だが今回の製品はCEOスマホだけにパッケージングにがんばって欲しかったぞ。
とはいえ本体を取り出してみると、金属素材と表面がメタリック調のプラスチックをうまく組み合わせ、角をしっかりと出した造りは非常に高級感がある。手に持ってみてもずっりしとした重量が心地よく、安物のイメージは全くない。こりゃ結構なお値段かも……と思ったら、ナント1万円以下だった。というのも通信方式は2Gのみ対応。なのでこのクラスの製品としては標準的な価格だろうか。にもかかわらずこの質感を出してくるとは、Jugateはただの物まねじゃなく本気でこのCEOスマホを設計したようだ。
例えばヒンジ部分はぐらつきがないし、それを固定するためのピンもサイズはぴったり、頭の丸い部分はデザイン上のアクセントにもなっている。そして表側のディスプレイ上部のJugateのロゴ部分も印刷ではなく、メタリックな部材でロゴ部分がしっかりと浮き上がっている。こりゃまるで大手メーカーの高級製品のように見えてくるんじゃないだろうか?少なくとも1万円以下で買える格安品とは思えない出来栄えだ。
背面はアンテナの関係からかプラスチックパーツだが、こちらも金属感を出した表面仕上げにしているのがいい感じ。カメラとフラッシュ、その横に並ぶスピーカー部分のスリットを横一列に並べたデザインもすっきりしている。メーカーロゴはこちらはステッカーだが、貼り付けの曲がりもなく窪みにしっかりと収まっている。トンデモケータイにありがちな左右のずれなども無縁だ。
そして開いてみてもやはりその高級感は損なわれない。ダークグレーのキーパッドはまるでマグネシウムと思わせるような落ち着いた色合いを出している。選択キーやメニューキーがスクエアな形状なのも端末デザインにマッチしているだろう。このあたりはオリジナルの心系天下とだいぶデザインが似ているのだが、真似の是非はさておき細かいところまできっちりと仕上げているなんてトンデモメーカーの製品とは思えないぞ。フツーにお店で売ってもまともに売れるかもしれない。
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