Googleの予測検索および音声認識ツールが米国時間4月29日、Appleの「iOS」向けにアプリとして提供開始された。
2012年の「Google I/O」カンファレンスで発表された「Google Now」対応の「iOS」版「Google Search 3.0.0」は、「Android」版と同じ堅牢な検索機能と、カードと呼ばれる視覚的スタイルを、「iPhone」と「iPad」にもたらす。Google Nowの製品マネージャーを務めるTamar Yehoshua氏は、Google Nowは精度の高さから、Appleのパーソナルアシスタント「Siri」に十分に対抗できるだろうと述べた。
「素晴らしいエクスペリエンスを構築できたと思う」と同氏は先週、マウンテンビューのGoogle本社での座談で述べた。「われわれは、尋ねられる前に答えを出している」と同氏は説明した。「(Googleは)ユーザーが知りたいことを、ユーザー自身が求めていることに気づく前に予測することができる」(Yehoshua氏)
Google Nowは複数の異なる技術的分野を利用することによってこれを行う。Yehoshua氏によると、TTS(テキスト読み上げ)出力、「Knowledge Graph」、技術スタックを活用して、音声認識と予測検索を実現しているという。
Android上のGoogle Nowは、「Android 4.1」以降を搭載する端末ならば直ちに使用し始めることができるのに対し、iOS上のGoogle Nowアプリでは、まずGoogleアカウントにログインすることが求められる。しかし、音声認識や予測検索といったGoogle Nowの特徴的な機能は同一である。
Google Nowの予測検索では、表示するべき情報の判断にカレンダーなどを使用するようになった。表示情報は行き先によって変わるため、自宅に帰る経路の交通情報を表示する可能性もあれば、ホテル近郊の観光地を表示する可能性もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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