オンラインストア「Google Play」のポリシー変更により、セキュリティ上の抜け道が是正され、Google Playを通じてインストールされたすべてのアプリには同ストアを介してのアップデートが強制される。
DroidLifeの報道によると、Google Playを通じてインストールされながら、Google Playを介さずにアップデートをインストールするようユーザーに求めていたアプリケーションが、セキュリティ上の修正により排除されるという。
このコンテンツポリシーへの変更は、開発者がGoogle Playにログインしたときにも表示されるようだが、Google Playの迂回をユーザーに押し付けることのないよう警告している。新しいポリシーには、「Google Playからダウンロードされたアプリは、Google Playのアップデート処理以外の方法を利用してAPKのバイナリコードの修正や差し替え、更新を行うことが禁止されている」と記され、「Google Playは『Android』アプリケーションの信頼できるダウンロード場所であり、Googleは安全で一貫した体験を提供することに力を注いでいる」という言葉で締めくくられている。
「iOS」の場合、アプリケーションに関する手続きはすべて「App Store」を通じて行わなければならないので、こういった問題は起こらない。だがAndroidでは、Google Playや「Amazon Marketplace」などの公式ルートのほか、ウェブサイトから直接アプリケーションをダウンロードしてインストールするサイドローディングも認められている。ポリシー変更後も、2通りのインストール方法は今までどおり可能だが、開発者がGoogle Playを介さずにアプリケーションのアップデートをユーザーに通知することは禁止される。
DroidLifeによると、おそらくそういうやり方をしている最も有名な開発者はFacebookだという。Facebookが初めてGoogle Playを迂回したのは2013年3月で、それは「Facebook Home」のリリース直前だった。
GoogleとFacebookにコメントを求めたが、現時点ではどちらからも得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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