Googleのインタラクティブ型メガネ「Google Glass」を装着して話す姿が奇異に映ることを、同社幹部の少なくとも1人は認めている。
Reutersの報道によると、Googleの会長であるEric Schmidt氏は米国時間4月25日にハーバード大学ケネディ行政大学院で講演し、Google Glassに装着者自身が話しかけている様子は「とても奇妙」だと述べたという。
装着した人だけに見える光景を録画したり、中継したりできるこの製品のために、人々は新しいエチケットを身に付ける必要があるだろう、とSchmidt氏は指摘した。
ReutersによるとSchmidt氏は、「Google Glassが適切でない場面があるのは明らかだ」と述べたという。
Schmidt氏はさらに、Google Glassユーザーに提供されるアプリは事前にGoogleの承認を得る必要があるとも述べた。これとは対照的に、「Android」を搭載するスマートフォンやタブレット向けには誰でもアプリを開発して配布できる。
Reutersによると、Schmidt氏は「これはまったく新しいものなので、われわれはもっと慎重になるべきだと判断した」と述べたという。「時間とともに開放へと向かう方が常に容易だ」(Schmidt氏)
Googleは、拡張現実製品のGoogle Glassを2012年に入って披露し、「Glass Explorer」プログラムで1500ドルの試作品の配布を最近になって開始した。このデバイスはメガネの形をしており、ビデオの録画、写真撮影、チャット、道案内、ウェブ検索などの機能がある。Google Glassは2014年に市販されるとみられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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