Googleによると、同社のサービスからコンテンツを削除するよう求める世界各国政府からの要請件数が史上最多を記録したという。
2012年7~12月の半年間にGoogleが各国政府から受けたコンテンツ削除要請は2285件だった。政府機関による削除要請の対象となったコンテンツは合計2万4179点で、記録を更新したという。2012年前半にGoogleに寄せられたコンテンツ削除要請は1811件で、対象コンテンツ数は1万8000点を上回っていた。
Googleが2010年から公開している「Transparency Report」の中で明らかにされたこの数字は、政治にからむコンテンツを検閲しようとする動きがますます厄介な問題になりつつあることを示している。要請の多くは、政府関係者に関する否定的な意見の削除を求める裁判所命令だったという。
Googleによると、2012年秋にブラジルで行われた地方選挙を受けて、同国からの要請が急増したという。ロシアからの削除要請も、2012年前半の6件から同年後半の114件へと急増した。YouTubeについては、映画「Innocence of Muslims」の動画クリップに対して20カ国がGoogleに削除を求めた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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