LinkedInは米国時間4月17日、全面的に刷新された「iPhone」および「Android」向けLinkedInアプリを公開した。同社は現在、プロフェッショナル向けの同ソーシャルネットワークを、コンテンツ消費とコネクション形成のために日常的にアクセスされる充実したプラットフォームにしようとしている。今回のアップデートもその一環だ。
刷新されたアプリは、これまでのバージョンとの類似性はあまりなく、カラフルで簡潔なデザインを採用し、改良されたナビゲーションとパーソナライズ機能を備えている。これらはいずれも、iPhone向けやAndroid向けのLinkedInをすぐに利用できる手段にすることを意図したものだ。
LinkedInのシニアプロダクトマネージャーであり、モバイルフォン部門トップを務めるTomer Cohen氏は米CNETに対し、新たなモバイルアプリの背景にある基本的な設計方針は、ユーザーが関心を持つすべてに1回のタップでアクセスできるようにすべきだということだ、と述べた。「ユーザーが情報を取りに行くのではなく、われわれからユーザーにすべてを提供したいと考えた」(Cohen氏)
LinkedInは、より見やすく、カスタマイズ可能なナビゲーションメニューの導入によって、これを実現した。このメニューを画面の左側からスライドインすると、ユーザーは興味の対象に効率的に目を向けることができる。また、スライドアウトすると動的なストリーム画面が現れる。
この新たに登場した機能豊富なストリーム環境は、同アプリの中心であり、最も注目されてLinkedIn上でのさらなるアクティビティを喚起する可能性が高い。このストリームは、ユーザーの閲覧履歴に基づいて表示される「カード」と呼ばれる複数のストーリータイプで構成されている。
ストーリーには、ステータス情報、つながりに関する情報、ニュース、フォローしているユーザーからの投稿、グループ投稿、転職などの情報が含まれる。Cohen氏によると、コンテンツの閲覧頻度の高いユーザーには、ほかのユーザーより多くのコンテンツが表示されるという。同様に、求職中のユーザーには、より多くのおすすめ求人情報が表示される。
以前、このストリームの背景にあったアイデアは、小さなモバイル画面に適した情報の断片をユーザーに提示することであったのに対し、今回はユーザーが簡単に行動に移れるようにすることを第一に念頭に置いている。例えば、「Like」やコメントがようやくストリームに組み込まれ、これらの操作をより使いやすく、興味を引き付けるものにしている。
また、LinkedInの新たなストリームでは、「Facebook」のフィルター型のフィード方式と「Twitter」の非フィルター型のストリーム方式の両方を採用することで、LinkedInアプリの利用頻度に応じてユーザーごとに適した更新情報を表示するようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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