Twitterが普及させた会話機能「メンション」(mentions)が、ビジネスに特化したソーシャルネットワークであるLinkedInにも登場する。
LinkedInは米国時間4月4日、英語圏の会員向けにメンション機能を追加し、同サイトにおけるアクティビティをさらに活性化させると発表した。
会員は、近況アップデートの入力ボックスやホームページに寄せられたコメントに、記号を付けなくても、つながっている相手や企業名を入力すれば互いにメンションが可能になる。投稿でメンションした相手にはそのイベントについて通知が行く。
LinkedInのアソシエイトプロダクトマネージャーを務めるAngela Yang氏は米CNETに対して次のように語った。「世界有数の思想的リーダーからのオリジナル投稿など、コンテンツの共有やこれまでで最高の関わり合いによって、LinkedInにおけるビジネス上の会話は質が向上し、深みを増している。今こそ会員がこうした議論にもっと直接関われるようにするのに適した時期だと感じた」
同じようにメンションが可能なTwitterやFacebookと違って、LinkedInはメンションの相手を、つながりのある人(実際に知っている相手)とホームページのコメントスレッドに参加している人に制限している。基本的に、相手を自由に選んでメンションできるわけではない。
このちょっとした工夫はよくできた予防手段で、中には不満を覚える会員がいるかもしれないが、注目を集めているユーザーや有名人のユーザーに通知が殺到するのを防いでくれるだろう。こうした制限により、「有料会員以外は、直接つながりのある相手とだけやりとりしてほしい」というLinkedInのモデルも維持できる。会員は、プレミアム会員になって「InMail」サービスを利用しないと、つながりのない相手にメッセージを送ることができないからだ。
英語圏の会員は、4日から段階的にメンション機能が利用できるようになる。LinkedInによると、英語圏以外の国の会員はもうしばらくしてからメンションが可能になるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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